本
私が初めて戸塚さんのことを認識したのは、随分昔のことになる。以前にも書いたことがある通り、私がジャニーズに目覚めたきっかけは「☆☆I★N★G★進行形」というグループだった。「☆☆I★N★G★進行形」は5人組グループで、そのバックで踊っていたのも同じく5人組…
先日、幼なじみの30歳の誕生日を祝った。4月2日生まれの友人は、同級生の中で誰よりも早く年をとる。幼い頃はそれで得をしたこともあるかもしれないが、この年になると加齢が早いことのお得感はそこまでない。30歳になった彼女には、30という文字に型どられ…
“2017年は本を沢山読む”という目標を立てた。昨年は仕事に追われて時間的にも心理的にも余裕がなくて、本を読む習慣がすっかり無くなってしまっていたけれど、読書は自分を構成するための大切なピースの一つだったのではないかと気づき、ぽっかり空いてしま…
「最近本が読めなくなって来てる」金曜日の夜に美味しい鰹の塩たたきが食べたいと言う私に付き合ってくれた読書家の同期は、そう言いながらもそれなりに幸せそうだった。「私も私も」とそこに乗っかったが、この話題に来るまでにも、私たちは何度も同じ現状…
どうして何処のテレビも雑誌もwebも「朝井リョウ×加藤シゲアキ」で対談させないんだってずっと思ってるので関係者の方よろしくお願いします!!!— あやや (@hraom) 2015, 6月 2 というツイートを投稿したのが6月2日。朝井リョウさんがアイドルを題材にした…
私にはジャニヲタとして空白の期間がある。2007年、大学1年生の時。受験勉強の為に禁欲していた身体はすっかり憑き物が落ちたかのようにジャニヲタとしての欲望が無くなってしまっていた。一人暮らしをするにあたって、最小限に収められた荷物の中にもヲタク…
昨年夏、情熱大陸に朝井リョウさんが出演した時、その映像の中で乃木坂46を前にして朝井さんはアイドルを題材にした小説を書いていると語っていた。「桐島、部活やめるってよ」「何者」などで鋭い視点で現代の若者のリアルな姿を描き、ジリジリと読者の心に…
本屋が好きだ。週に5日は本屋に行く。用事がなくても本屋に行く。疲れていても本屋に行く。むしろ疲れている時こそ本屋に行く。前回の来店時とほとんど品揃えの変わっていない棚をじーっと見つめ、昨日の私の琴線には触れなかったけれども今日の私の琴線には…
休日に特に目的もなく化粧もせずにふらふらと本屋に向かうのが癖になっている。休日に限らずとも平日にも仕事帰りにふらふらと立ち寄るので、週に5日くらいは本屋に顔を出していることになる訳だが、並んでいる雑誌のコピーや文庫の帯を順番に眺めながらピン…
Twitterの「アカウントを削除」ボタンを押すのは今年2度目だった。きっかけはTwitterと連携して使用していた質問ツールに匿名で私への憎悪の気持ちが投げ込まれていたことだった。他人からの悪意を受け取ることは今回が初めてではない。最初にアカウントを閉…
アイドルとは、華々しく美しい姿で人々を魅了し、その裏側にあるたゆまぬ努力や苦悩の姿は出来るだけ隠して生きている、ストイックな生き物である、と私の中には無意識の固定観念がありました。しかし昨今はその裏側の現実を見せることもエンターテイメント…
婚外恋愛に似たもの作者:宮木 あや子光文社Amazon 容姿も、仕事も、家族も、生い立ちも、社会における立ち位置もバラバラの5人の女。彼女らの共通項は、35歳。夫あり。そして男性アイドルユニット「スノーホワイツ」の熱狂的ファンであること。彼女たちの愛…
ジャニ研!: ジャニーズ文化論作者:大谷能生,速水健朗,矢野利裕原書房Amazon1年前私は田中秀臣さんと速水健朗さんの対談記事を読んでいた。 速水:ジャニーズについては、音楽家の大谷能生さんと矢野利裕くんていうライター兼DJと3人で、定期イベントという…
SKE48 OFFICIAL HISTORY BOOK まだ、夢の途中 (タウンムック)徳間書店Amazon「私たちはもう、AKB48のライバルにならなきゃいけない」店頭で目を引いた帯の言葉は珠理奈の言葉だった。SKE48のことは2期生が入ったか入らないかぐらいの初期に距離を詰めて楽し…