『We’re timelesz LIVE TOUR 2025-2026 episode 1 FAM DOME』


3日連続の更新失礼します。この年末年始に摂取したエンタメがどれもこれも感想を残しておきたいものばかりで毎日アウトプットしていかないと追いつかない(幸)。という訳でブログの更新率が上がっておりますが、どれもお好きなときに気ままにお読みください。

2025夏のアリーナツアー(タイプロの先にある未来 『We're timelesz LIVE TOUR 2025 episode 1 〜FAM〜』 - それは恋とか愛とかの類ではなくて)に続き、timeleszのドーム公演を見る機会に恵まれた。2024年末〜2025年初にかけて社会現象にもなった『timelesz project』。その節は私も大変楽しませていただき、去年の今頃は来る日も来る日も家族や友人とタイプロワークショップをしていたし(正月に実家で家族と開催したタイプロワークショップ - それは恋とか愛とかの類ではなくて)、寺西拓人さんに巻き起こっている熱狂を記録したりしていた(未来に語り継いでいきたい寺西拓人さんを取り巻く熱狂の記録 - それは恋とか愛とかの類ではなくて)。タイプロをきっかけに家族とも連絡をよく取るようになったし、疎遠になっていた友人と会う機会も増えた。また今まで推しがいなかった友人たちから「今timeleszにハマってる♡推しができた♡」と報告を受けることも多くなった。タイプロによってtimeleszは日本の推し活人口を急激に増加させたのではないかと思いながら、そのムーブメントに自分もしっかり乗って楽しませていただいた。

そこから約1年が経とうとしている。サバイバルオーディション番組はオーディション中の熱量が最も高く、そのあとにその熱量が継続しづらいという問題は、オーディション番組出身のアイドルたちが最初にぶつかる壁だ。しかしtimeleszにはそれにプラスして、歴史ある会社に所属しているがゆえに新参者アイドルに対する風当たりの強い意見が、ネット上で飛び交うようになった。彼らを認めたくない側の火力が強まれば強まるほど、守りたい側の想いも強くなっていったのではないかと思うが、どちらにも振れていない人たちが居心地が悪くなりぬるっとフェードアウトしていく様も見た。けれども私の観測できる範囲では、新たに好きになっていく人の方が圧倒的に多かった。Netflixはいつでも見れることから、最近になって見始めてtimeleszにハマったという知り合いもいる。いつからでもtimeleszのファンになれる装置がNetflixに常備されているのは大きい。

そんな追い風も逆風も吹き荒れている彼らが、どんなエンタメを創っていくのかもう少し追ってみたいと思っていた。タイプロ楽曲を中心としたセットリストはアリーナツアーから維持していたが、この半年で様々な経験を積んだ新メンバーたちが自信の皮を纏って大きくなったように見えた。もちろん初々しさも残っているけれど、急激な成長が求められる環境に身を置いて、戦ってきた者だけが纏うことのできる風格だった。今ジュニアを応援している身として、一足飛びにデビューした彼らのことをどう見ているかを問われることがあるが、基本的にはtimeleszのような前例のないことを成し遂げて、この会社の中で新しい立ち位置をつくりタレントに多様性を生み出していくことは面白いと思って見ている。彼らがSTARTOを盛り上げれば盛り上げるほど、会社の可能性が拡大し、私たちが応援するジュニアにもチャンスの順番が回ってきやすくなるのではと思っている。男性アイドルグループが多様化する時代に、Snow ManやSixTONES以外にも5大ドームを回れるグループがこの会社ででてきたら、きっとより長く豊かにSTARTOを見続けられる。

タイプロの仕掛け人でもある菊池風磨さんは、今回のライブの演出も担当しているが、ライブの進行を見る度に、この人は革命家気質なのだろうなと思った。STARTOのライブでは基本的に中盤のMCに入る直前は前半を締めるために盛り上がるファンサ曲を演ることが多いが、今回のライブでは聴かせる楽曲を魅せてからMCに入る。また本編最後の挨拶後は本編を締めるための1曲をやって終わることが多いが、挨拶で締めたあとにも2曲続けて披露する。またアンコールでは本編とは違ってラフな雰囲気で盛り上がる楽曲を2-3曲演って終わることが多いが、ここでまた魅せる楽曲を持ってきている、などイレギュラーな構成になっていたことが印象的だった。定番フォーマットと違うからといってクオリティが落ちる訳ではないのだが、菊池さんはこうした伝統や予定調和に手を加えてみたくなる人なのだろうなと感じた。元々ある考え方が本当に良いかどうかはやってみないと分からない。タイプロも、今回のライブも、そういったこれまで当たり前のようにやってきたものに捉われない変革を起こす人なのだろうなと理解した。

そんな菊池さんのつくったライブの中で、『Limited Nights』のパフォーマンスが一番好きだった。全体的にこのライブがタイプロ楽曲で構成され、まだまだ彼らにはオーディションでメンバーを追加したという物語がイメージとして付き纏う段階にあると思うが、この『Limited Nights』のパフォーマンスは、そんな物語のことを忘れて没入できるものだった。センターに伸びる花道に一列に並び、照明が落ちた暗い中でレーザーの光に合わせて歌い舞っていく。その場所に誰が立っているか個人に視線が集中するものではなく、自ずと全体の演出を俯瞰して見たくなるパフォーマンスだった。私たちはアイドルの姿形を見に行っているはずなのに、そんなことを脇に置いて演出に惚れ惚れできる瞬間が好きだ。

長年色んなグループのライブに通っていると、会場に集うファンの雰囲気の違いを観察してしまうのだが、今回のtimeleszのライブに集まっている人たちは、生粋のオタクですという人よりも、STARTOのライブにまだ慣れてなさそうな雰囲気の人が多かった。やっと会える…!という期待がオープニング映像の歓声や、アンコールの声量からも感じられた。ネット上では色々な声が飛び交っているように見えるけれど、ここにある熱狂こそが真実だなと感じられた。先週からはタイプロ2もスタートし、オーディションの時とはまた違うチャレンジを見せてくれている。それによって彼らの物語がまたどう変化していくのか、ライブは2月もお邪魔する予定なので、今回と見え方が変わるのではないかと楽しみにしている。