正月に実家で家族と開催したタイプロワークショップ

それは2025年の年明けすぐに執り行われた。今世間を賑わせているタイプロこと、timelesz project。もはやこのブログを読んでくださっている方には改めて説明するまでもないと思うが、旧名称Sezy Zone、現名称timeleszの3人が新たな仲間を探す新メンバーオーディションをやっている。それが現在Netflixで毎週金曜日に更新されているのだ。
www.netflix.com
その新メンバー予想を印刷した写真を動かしながら考えることを私は「タイプロワークショップ」と呼び、東京の代官山のカフェで風磨担とやったり、高知のファミレスで風磨担とやったりしてきた(風磨担とばかりやっている)。候補生の中に推しはいるけれど、今回のプロジェクトが他のオーディション番組と異なるのは、候補生同士でグループを組む訳ではなく、あくまで現メンバーがいるところに加わるということである。また加わる人数も決まっておらず、場合によってはゼロ人でしたという結果も有り得ると言われている。そうなってくると、ただただ自分が推している候補生単体で考えるだけでは視野が狭くなってしまうので、全体のバランスを見て自分の推しが入れるかどうかを考えていかなければならない。またtimeleszがこれからどこに向かっていきたいのかを考慮したうえで考えていかなければならない。こんなに真剣に語っているが、我々視聴者に新メンバーを決める権利は一切ない。もう一度言うが、我々に新メンバーを決める権利は一切ない。むしろあっては困る。我々が無責任にこんなタイプロワークショップを開けるのは我々に何の権利も与えられていないからであって、これがもし有権者同士のワークショップだとしたら、それはもはやワークショップではなく戦争だ。私のつくりたいtimeleszはこれだ!いや、こっちのtimeleszの方が良いに決まっている!と我々はきっと戦争をしてしまう。そんなことも菊池風磨CEOはお見通しで株主総会(インスタのストーリー)で、我々に権利を与えなかった理由を我々が喧嘩するからだと回答している。CEOの賢明な判断に感謝。

と話が逸れてしまったが、そんな新メンバー予想をオタクとばかりしてきたが(それも話が尽きずとても楽しかったのだが)、#10が放送されて以降インターネットには寺西拓人を元カレだと認識している女しか見かけなくなってしまい(己のアルゴリズムのせい)、私もその波に呑まれてしまいそうだったので、一度冷静になるために家族とタイプロワークショップを開いてみることにした。参加者は以下の通り。

  • 私(30代):初期から浜川路己くん推し。赤チェックにベレー帽な路己くんあまりに主人公すぎる。まだ若いのでこれからアイドル活動を通して成長していく物語を一緒に辿れるのが推しポイント。
  • 弟1(30代):私と異なり全くオタク気質ではないが、幼い頃からオタクな姉を持っているので理解はある。夫婦で一緒にタイプロを見ている。
  • 義妹1(30代):以前は韓国アイドルのオタクだったが、今はSnow Manが好き。でも最近はSixTONES松村北斗にハマっているらしい。
  • 弟2(20代):こちらは私と似ておりオタク気質。嵐のファンクラブ加入歴あり。夫婦で一緒にタイプロを見ている。
  • 義妹2(20代):嵐のファンクラブ加入歴あり。帰省時高速バスで酔ってしまったと言うので理由を聴いたら「バスの中でタイプロを見ていたから(複数回目)」らしく仕上がっている。

ちなみに弟2夫婦は『さよならのつづき』を見るべく3ヶ月前にNetflixに加入し視聴後すぐに退会するというので、それなら『WE ARE!』を見なさい、松本潤さんの仕事のプロフェッショナルっぷりが見れるぞ、とオススメしていたのに、『WE ARE!』は見ずにタイプロを見てハマってしまいNetflixを継続することにしたらしい。『WE ARE!』に勝るタイプロの威力。いや、『WE ARE!』もいつか見ろよ。

そんなメンバーでタイプロワークショップ、スタート。まず何人入ると思う?という人数ディスカッション。現メンバーが3人なのでそれより少ない人数だと現在のイメージがそこまで変わらないのではないか、また偶数ではセンターという概念が作りづらい(オタクはセンターという概念が好き)、あまり大人数過ぎると今度は逆に現メンバーの持つカラーが薄くなり過ぎてしまうのではないか、というディスカッションから、全体で7人、加入するのは4人が良いのではないかという結論に至った。もう一度言うが、これだけ真剣に話しているが、我々に新メンバーを決める権利は一切ない。では、4人という前提で、各々が新メンバーを構成してみよう。

ちなみに私は、寺西拓人、浜川路己、浅井乃我、西山智樹、の4人を選出した。私は“ふまけん”というシンメが散り散りになってしまった今、新たなシンメをオタクは欲していて(主語がデカくなりました、私が欲していて)、そこに新たに“ロイノア”というシンメの登場を提案したい。現状二人の絡みがあるかどうかはよく分からないが、海外の空気感漂う若い二人がシンメトリーになることで爆発的な化学反応を起こし世界を席巻するのではないかという妄想をしている。そして寺西パイセンは言わずもがなで欲しい。もはや説明の必要はない。そして西山くんは明治大学卒で頭が良さそうで優しい雰囲気漂うところが推しポイントである。

この私の提案に猛烈反対してきたのが、弟2である。弟2数日前に「俺も受けてたら良いとこいけたかもしれない」とLINEしてきたので爆笑した。対象年齢だが既婚者なのでアウトである。大学でダンスサークルに入っていた彼はどうやら自分よりパフォーマンス力が高いかどうかが評価基準になってくるらしく、弟2が作った布陣はゴリゴリにスキルの高いメンバーに絞られていた。中でも一番は原くんに入って欲しいらしい。それもとても分かる。しかしオタクというものはやはり完成されたものには心躍らず、これから成長していく過程を一緒に応援したいものなのではないか、と反論してみたが、彼はとにかくスキルに厳しかった。そして『Purple Rain』のダンスの振りを覚えてきていて踊ってみせた。タイプロワークショップをやると予告していた訳でもないのに、『Purple Rain』の振りを覚えてきているの、我が弟ながら意味が分からなかった。どんだけタイプロ見てんだよ。

その流れで弟1に推し候補生を聞いてみたところ、「俺が女だとしたら〜」と言い始めたので、「いや女になる必要ないのよ!男目線で誰が良いか教えてくれ!」と突っ込んだら、義妹1からこれは毎度のことだと教えられた。毎回男性アイドルグループで誰が好きかを尋ねると、「俺が女だとしたら〜」と何故か一回女を憑依させるらしい。何でやねん。義妹1とツッコミまくった記憶だけが残り、結局弟1が誰を推していたのかは記憶にない(記憶力ポンコツ)。ちなみに弟1夫婦は、仕事や育児に疲れてどちらかが弱音を吐き始めたら、「殻 破れよ」(by風磨)「ヌルいんだよ」(by勝利)と言い合って、お互いを鼓舞しているらしい。

義妹2は私と同じく西山くんを推しており、あとは猪俣くん・篠塚くん辺りも推していた。義妹1は橋本くんを推していたが、そのあとみんなで一緒に『RIGHT NEXT TO YOU』で落ちたバンダナの持ち主を探す篠塚くんを見たところ、ワンコ篠塚に魅了されてしまい、そのあと夜な夜な子どもを寝かしつけながらインターネットの篠塚情報を漁っていた。
youtu.be

義妹1も義妹2も全然寺西にのぼせておらず、インターネットではあんなに寺西の元カノや後輩女子が蔓延っているのに、ここには寺西に靡かない女が?!と思ったので、義妹1に姪を抱っこする寺西のインスタ投稿を見せたら、ついに寺西の破壊力を理解したようで「これ、私の旦那です」と言い始めた。いや、あなたの旦那は私の弟です。

そんなこんなで「これなに?」と何も分かっていない母が横切る実家のリビングで、タイプロワークショップは終了した。最終的に「やっぱ俺入れたかもしれん」と諦めの悪い弟2のために義妹2が結婚式の時の写真をスマホで出して新メンバー枠に並べ、それを見た義妹1も同様に弟1の結婚式の写真を並べ、新メンバーに入る弟たちを想像してゲラゲラ笑って終わった。平和かよ。弟たちが結婚してから年末年始は実家に集まってワイワイみんなで話すことはあれど、これほど真剣に一つのコンテンツについて全員で同じ温度で語り合えたことは今までなかったので、タイプロには本当に感謝しかない。家族を一つにしてくれてありがとう。そしていつもこんなに自由に語らせてくれてありがとう。今後の配信も家族グループLINEが回ることを考えると楽しみである。