「LinQ 夏祭り2014 前夜祭 SAWAGA night!!」

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ラブ!イン!九州!楽しかった!

福岡旅行2日目はLinQ現場にお邪魔した。LinQは以前にひめキュンフルーツ缶との合同ライブをした際に愛媛で見て以来、すっかりその雰囲気が好きになってしまったアイドルで、いつか福岡に足を踏み入れる際は本拠地での活動も見てみたいと思っていた。ちょうど週末に夏祭りイベントを開催する予定でその前日にあたる金曜夜にライブをやるってことで、夏祭り当日は参加出来ないが、前夜祭を見に行くことにした。とは言え前回LinQを見てから約2年程経っていたし、その間熱心にLinQの活動を追っていたかと言えばけしてそんなことはないので、あの時に感じた興奮を今また同じように味わえるとは限らないなと思っていた。

前回のライブはひめキュンフルーツ缶の本拠地でLinQの方がアウェーとなっていた為、LinQファンそのものの雰囲気を汲み取ることは難しかったが、今回初めてLinQ単独の現場に足を運んでみて、そのファンの雰囲気の良さに驚いた。アイドルの現場に行くと、全体的に何処か湿っぽい空気が流れていて、ヲタク特有のコミュニティ意識から会話が行われていたり、そのコミュニティに入れないものは知らん顔でアイドルの登場をひたすら待っている、という雰囲気が一般的に思われる。これは勿論自分もその雰囲気を構成する中の一人になっている自覚はある。けれどもLinQ現場からはあまりそういった雰囲気は感じ取れず、新参者が置いてけぼりをくらうような内輪ノリも少なかった。overtureでは曲に合わせてみんなが楽しそうに合唱していて、アイドルがステージに登場する前から、ここはきっと楽しい場所に違いないと確信が持てた。

実際のライブは、最初に懸念していたことなんて何処吹く風、LinQのライブは色褪せることなく2年前と同じ楽しさで輝いていた。自己紹介がなかったのでメンバー個人個人のキャラクターを掴めなかったのが唯一残念だが、数多いメンバーが曲ごとに立ち位置を変え、またマイクを持つメンバーも変わる為、こちらが無理に視点を動かさなくても自然と全員に目が向くようにつくられているのは相変わらず凄いなと思った。マイクを持つメンバーが真ん中に来ると、そのメンバーに視線が集中してしまうので、マイクを持つメンバーが端、センターにはダンスだけ踊る子が立つ、というスタイルには毎度よく出来ているなと唸ってしまう。

同じ様なシルエットの子を集めて来るのではなく、逆に意図的に色んなタイプの子を集めて来ているように見える、それでいて全員が集合するとその凸凹した全体像が緻密に計算されたような美しさを放っているなと思った。背の高さも年齢も何処にも制限をかけていない、誰かが基準をつくって集めているのではなく、自然と集まって来たように見える集合体。曲はユニゾンで歌うことがほとんどで、マイクに傾けられるバラバラの声が一つの方向に向かおうとしているようで、とても心地よかった。

せっかく福岡に行くならば一目LinQを見に行きたいと思っていたので、今回LinQが外に出て行っているタイミングでなくて本当に良かった。ちなみに私が一番好きなLinQの曲は「祭りの夜~君を好きになった日~」で、残念ながら今回のセトリにはなかったのだが、「言葉気持ち伝えたくて、君のことを想うから、今日だけアホになりたくて」という歌詞が最高にキュンとくる。誰かを好きになった瞬間の浮かれた感情が可愛く表現されていて大好きだ。