会社のPCでふと時計を見たら18:50。溜まっていたメールの整理をしていたけれど慌てて我に返り、出退勤システムの退勤ボタンをクリックした。机の上に置いてあった資料はとりあえず引き出しの中にぶち込み、明日の私に整理を任せた。定時は17:30のはずなのに、もうかれこれ何ヶ月も定時で退勤していないし、ましてや18時台に退勤したのも久しぶりだ。と言ってもあと10分で19時だけれども。ピューっと風を切るように会社を飛び出し、駐車場まで急いだ。車にキーを挿しエンジンをかけたら、カーナビ用のモニターには、朝再生していたキスマイのDVDが流れ始める。そうだ、何故今日私はこんなにも早く帰宅を試みているのかというと、ネプリーグにキスマイが出るからだ。もはやスタート時刻に家のテレビの前にいることは難しいが、せめて追っかけ再生で番組の尻には追いつけるくらいのタイミングには帰宅できるだろうか。東京ドームをローラースケートで駆け回るキスマイが流れるモニターを見て、ふと気がついた。車の中でもテレビ見れるじゃん。自分の頭の悪さに嫌気が差しながら急いでテレビモードに切り替えた。やってる、やってる。ネプリーグ、やってる。
2016年6月13日(月)放送 ネプリーグ「キスマイ×大御所俳優!林先生の難問漢字Qで激戦!」感想
栗色の髪の毛のみっくん、茶髪の宮田、の間に挟まれている最年少・千賀さんがこの頃、とても麗しい。明るく染め上げた金髪がよく似合っている。顔の薄い人が金髪にしてしまうと、顔の印象をより薄くしてしまうので勿体無いと常々思ってしまうのだけれど、千賀さんのくっきりとした顔の造形に、金髪はとても映える。夏らしく切り揃えられたサイドの髪の毛の感じも爽やかで、何というかこの夏の千賀健永を真空パックしたい。原田泰造さんが「色々ジャニーズの人来たけど、キスマイって頭良さそう感無いな」と世間の声を代弁してしまう。確かにメンバーの一人がニュースキャスターをやっているだとか、有名大学出身者がいるだとか、そんな派手な経歴はないけれど、きっと同年代の男性が持っているのと同じくらいの知識は身につけているだろうなと思わせる庶民感が良いのだと、テレビ越しに泰造さんに答える。前回出演時の帰り道、参考書を買って帰ったというエピソードを披露するみっくんを見て、世の中の何人の女がキュンとしたことだろう。根は真面目だという魅力が、自らの口から滑り落ち、電波の壁を飛び越えて、女性たちの心臓の奥の方をキュンと鳴らした。経験者であるみっくんから、テレビで見ているのと実際にネプリーグのセットの上に立つのとでは全然違うと説明されても、いまいちピンと来ていなかった最年少千賀さん。「忙しい」を英語で答えることが出来ず、その後の「くつろぐ」も答えることが出来ず、必死で動作でヒントを出そうとする隣のお兄ちゃん二人が酷く可愛かったが、「スリーピー?」と言いながら、身体をピシっとさせ、首を傾ける千賀さんの可愛さったらなかった。もう正解。大正解。「くつろぐ」は今日から英語で「スリーピー?」で間違いないよ。世界中の辞書を書き換えましょう。宮田も負けじと可愛かった。相手チームの回答の早さについて「結構テンポいいですね」と楽しそうにコメントしたら、「これが普通ですよ」と林先生にマジレスされる宮田。「築地」を書く時に、時間制のクイズなのに「待って、待って」と言う宮田。そんな可愛いことを言っても時間は、待ってくれない。アイドルが可愛らしく「待って」と言っているのだから、少しぐらい待ってみてもいいんじゃないか時間よ。時間へのそんな問いかけも虚しく、放送はあっという間に終わってしまった。最後の最後、ファイナルステージで1問目から不正解に導いた林先生が、本当に申し訳なさそうに謝る姿を見て誰も責めることが出来なかったけれど、これまで一番活躍していなかった千賀さんが「1回塾の先生、辞めた方がいい」とコメントしたのは、バラエティ的に大大大正解だった。「忙しい」も「くつろぐ」も正解を導き出せなかったけれど、バラエティ番組というアドリブ難問において、この時は千賀さんのセンスがとても光った。千賀さんが生意気なコメントをすることによって、それに対して「お前が言うなよ」と突っ込みを入れるみっくんの役割も作り出したのだから、今日の千賀さんはとても冴えていた。あまりに不正解が多かったので「次のファンレターが怖い」と言う千賀さんに、花丸を書いたファンレターを送りたい。
久々にゆっくりテレビを見て、ゆっくり感想を書いてみた。最近バタバタと人生早送りのような生活をしており、数年後に今を振り返った時に「あの時が人生のターニングポイントだったな」と思うのではないかという分岐点に立っている。気がする。長い目で見てみたら結果的に大したことなかったとなるかもしれないけれど。忙しくしているとすっかり140文字の流儀を忘れてしまい、けれども何処かに感じたことは定期的に残していきたい気持ちだけはあるので、こうしてブログを選んでみた。アイドルを好きって言ってないと生きていられない体質だったのが、少しは改善されて来たような気がするけれど、やっぱり思いっきり好きという気持ちを文字にすることは心地よくて、対周りの人に傾けるには大き過ぎる情熱を、傾ける場所があることはとても有難いことだと思う。本当はもっと小まめに書いていきたいけれども、気力と体力が追いつかず下書き保存に眠っている記事がいくつかある。キスマイのアルバムのソロMVの話だってしたかった。玉森裕太さんのソロMVがとんでもないアートだった話もしたかった。けれども今日は一旦このへんで。またの機会に。