髙石あかりの歌が良すぎる!映画『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』

「たべっ子どうぶつが映画ってどういうこと?!」数日前の私である。いつどんなタイミングでたべっ子どうぶつたちがお菓子の世界から飛び出して、キャラクターとしての人気を得出したのか、昨今のたべっ子どうぶつの人気に全くついていけていなかったが、そんな私にも『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』を鑑賞するチャンスが突如として訪れたのである。ゴールデンウィーク等の長期休み、実家の高知に帰り姪っ子と甥っ子と戯れることが最近の私の生きる喜びと化している。これまでも姪っ子とはクレヨンしんちゃんやプリキュアの映画を観てきた。去年の『クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』は、しんちゃんの「お姉さんもやりたいことやればいいのさ」という台詞にジーンと来てしまい、ラストは隣にいる姪っ子を差し置いて大号泣してしまった。大人になってから観る子ども向け映画、めちゃくちゃ泣ける。姪っ子はそれ以降私と会う度に映画を観たいと言うようになり、今回は初めて甥っ子も一緒に見ることになった。ゴールデンウィークにやっている子ども向け映画と言えば、ドラえもん、コナン、たべっ子どうぶつ、のラインナップだったが、ドラえもんは良い時間帯がなく、コナンは年齢的にまだ理解が難しいということで、たべっ子どうぶつを見ることになった。『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』のあらすじはこうである。

おかしと人間が仲良く暮らすスイーツランドでは、歌って踊るスーパーアイドル「たべっ子どうぶつ」が大人気。しかし、この世の全てのおかしを排除して世界征服をもくろむ凶悪な「わたあめ軍団」に、ぺがさすちゃんが囚われてしまう。かわいいだけが取り柄で戦闘力ゼロのたべっ子どうぶつたちは、大切な仲間を助けてスイーツランドを救うべく立ちあがるが……。
映画『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』|絶賛モフモフ公開中!より)

歌って踊るスーパーアイドル?!?!やばい、たべっ子どうぶつが私に寄せてきている…たべっ子どうぶつたちが平和に生きているだけの映画かと思っていたら何このスーパーアイドル設定。私が見るべき映画じゃないか。しかも主役のライオンくんはCV松田元太さんやないかい。あくまで私は姪っ子と甥っ子の付き添いとして観に来た伯母という設定で観るつもりだったが、急に己が観るべき映画のような気がしてきた。姪っ子と甥っ子のためにジュースとポップコーンを買い席に着く。私自身はそこまで興味はありませんわという顔をしながら、スーパーアイドルたべっ子どうぶつに興味津々である。幕が開け、スーパーアイドルなたべっ子どうぶつたちが登場する。彼らが立つステージは恐らくつい最近、日本で今一番売れてるアイドル・Snow Manが立った国立競技場よりも広い。一体どこなんだここは?!と思う広さの会場で熱狂をつくっている。その様子は一部YouTubeで見られるのでぜひ観てくれ。
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そして何と言っても私が一番感動したのは、ぺがさすちゃん(CV髙石あかり)の歌だ。ぺがさすちゃんはあらすじにもあった通り、凶悪なわたあめ軍団に囚われてしまう。塔の中に閉じ込められたぺがさすちゃんが夜の街に向かって歌うのだが、その歌声は透明感に満ちていて、まさにこの世界の女神のような歌声なのだ。髙石あかりさん、ドラマ『アポロの歌』でも歌が上手いと思っていたのだが、本格的に曲を出して欲しいくらいにめちゃくちゃ聴き心地が良い素敵な歌声を持っている。これもYouTubeで途中まで聴けるのだが、これからだというところで終わってしまうので映画館で全編を聴いて欲しい。本当に良い。
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映画を観た後の私はすっかりぺがさすちゃんの大ファンになり、グッズ売り場でべがさすちゃんグッズを漁ったが、ほとんど売り切れていた。ぺがさすちゃんのアクリルスタンドは残っていたが、姪っ子甥っ子の前で自分のためにぺがさすちゃんのアクスタを買う羞恥心がギリギリ勝ってしまい買わずに帰宅してしまった。伯母の要らぬプライド。

ちなみに髙石あかりさんは歌っているだけでなく踊っているのも良い。
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という訳で全然観るつもりでなかった映画『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』が思いのほか素敵な発見に繋がり、姪っ子と甥っ子に感謝である。高石あかりさん、これからもたくさん歌って欲しい。