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今回フジテレビでの放送がなかった「Johnnys' Countdown 2014ー2015」で一体何が起こったのか?

ジャニーズ 現場

あけましておめでとうございます。2013年にスタートした当ブログも今年で3年目。読者登録者数も900人を越えておりまして、いつもお読み頂きありがとうございます。今年も変わらず欲望のままに綴らせて頂きます。よろしくお願いいたします。

さて、2014年から2015年への年越の瞬間、私は例の如く今年も東京ドームに居た。そう、「Johnnys' Countdown 2014ー2015」を見る為に。しかしこのコンサート、後世に語り継がれるべき事件としてジャニーズの歴史に深く刻み込まれたので、せっかくなのでその目撃者として記しておきたい。と思ったら、数時間差でさささんが先に投稿していた。

セットリストやその曲にまつわるエピソード等の詳細も事細に書かれた秀逸レポなので必見。という訳で、二番煎じにはなるものの、私も私の見た世界を記しておきたい。

まず、今回のカウントダウンコンサートが例年のカウントダウンコンサートと大きく異なる点として、「フジテレビの放送がなくなった」点が挙げられる。1998年から続いてきたフジテレビでのカウコン放送、ジャニヲタだけに留まらず、「美しい男たちを見ながら年越しをしたい」という日本女性たちの欲望を15年以上満たして来た。東京ドームが今世界中で最もイケメン密度が高い場所であるという興奮と共に、普段見る事が出来ないグループの枠を越えた交流に萌え、「そろそろヲタ卒したかったけれど、やっぱり今年ももう1年ジャニヲタやります」と気合いを入れ直すのがカウコンの醍醐味である。ジャニヲタの通過儀礼として重要な役割を果たしていたカウコンが、お茶の間に放送されなくなるなんて、フジテレビはジャニヲタを年越難民にさせる気か、と一部では一揆すら起こりかけた。

そんなジャニヲタ年越難民たちの心を救ったのもまた、フジテレビであった。2014年12月3日に放送された「2014 FNS歌謡祭」において、多くのジャニヲタが日本の暦を無視して28日も早く年越を体感した。「あけましておめでとうーーーーー!!!」とTLを駆け抜ける新年の挨拶。その騒ぎっぷりはカウコン放送を奪われた者たちとは思えぬ生き生きとしたものだった。何故一揆を起こしかけた者たちが、それ程までに舞い上がったのか、そこには一人の救世主が居た。それが、近藤真彦様、通称マッチである。

一体マッチが何をしたというのか。近年、ジャニヲタたちは「派閥問題」に酷く悩まされていた。ジャニーズ事務所は、ジャニー喜多川社長がトップに君臨していることは誰もが知る事実であるが、その他に社長の姪である藤島ジュリー景子氏、また親族ではないもののSMAPを育てあげた飯島三智氏、の二大権力者がいる。TOKIOや嵐などを率いるジュリー軍、またSMAPKis-My-Ft2を率いる飯島軍は、2011年頃を境に互いの共演を断つようになった。両氏の仲が悪いのか単なる部署違いによる機会損失なのか真相は闇の中だが、同じジャニーズ事務所の中でもあからさまに見えない線が引かれていることに、ジャニヲタたちは疑問を抱いて来た。

そこに一寸の光を差し込んだのがマッチなのである。「2014 FNS歌謡祭」において近藤真彦さんのデビュー35周年記念メドレーが歌われた。そこには派閥問題をクリアしたジャニーズ事務所デビュー組の面々が勢揃いしたのである。マッチの手にかかれば、派閥なんてひと握りだということが分かったジャニヲタたちは、マッチにひたすら感謝するしかなかった。マッチに米を、マッチに金を、マッチに国民栄誉賞を。マッチ>>>ジュリー&飯島、という力関係を見た時に、我々は改めて近藤真彦さんの偉大さを知ったのである。万歳ー!マッチ万歳ー!世間の人々より28日も早く年越しを済ませたジャニヲタたちは、来る日も来る日も狂ったようにFNS歌謡祭のジャニーズメドレーを繰り返し見た。

そうしてジャニヲタ暦で言うところの新年28日目、いよいよ世の中の人々もようやく年を越すのだという。世間でいうところの2014年12月31日、フジテレビでの放送すらないものの、東京ドームではジャニーズカウントダウンコンサートがひっそりと行われた。フジテレビ以外に放送予定もなく、ディスク化の予定もないこのカウントダウンコンサート、当日東京ドームに足を運んだ5万5千人のみが、その内容を知り得る。5万5千人はそんな優越感を胸に水道橋に集結した。今宵、ここは世界で最もイケメン濃度の高い場所になる。

開演。年少グループから順番にその年リリースした人気楽曲や自分たちの代表曲を歌い上げていく。次もジャニーズ、その次もジャニーズ、またまたその次もジャニーズ、当たり前過ぎる事実にくらくらしてくる。そう、これはいつだかに経験したことのある興奮。あ、思い出したわ。たった28日前、FNS歌謡祭で見た時の興奮ととても良く似ている。あの時は家で一人でテレビに向かっていたけれど、周りには各々好きなグループのペンライトを持ったファンたちが私よりもずっと幸せそうな表情をしている。隣の母娘はHey!Say!JUMPのペンライトを淡く揺らしながら叫び、前のKinKiファンのおばさま二人はジェットコースターロマンスで激しく踊り狂っている。ここは世界で最もイケメン濃度の高い場所であり、尚且つ最もジャニヲタ濃度の高い場所でもあるんだわ、等と至極当たり前のことに感動するターンだった。

だがしかし、日付を跨いで新年に切り替わった辺りから、事態は一変した。Hey!Say!JUMPのペンライトを振ってキャーキャー騒いでいた親子は一言も発さなくなり、ジェットコースターロマンスであんなに踊り狂っていたKinKiファンのおばさま二人は地蔵の様に動かなくなった。彼女たちが一瞬にして石となってしまったのには理由がある。そう、犯人はこの中にいる。5万5千人の視線はたった一人にたゆまなく注がれていた。その視線の先にいるのは、先日ジャニヲタ栄誉賞を受賞したマッチである。

一体マッチが何をしたというのか(2回目)。詳しいセトリについては冒頭で記載したさささんのブログにてご確認頂ければと思うが、カウコン後半戦、夢かと思う程のマッチ無双だったのだ。近藤真彦さん35周年を記念した特製巨大トロッコに乗って、自分の曲を歌いながら、超低スピードで東京ドームを周る。3~4曲終わった時点で、隣で見ていた伊野尾担の友人が呟く。「まだ1/3しか周ってない…このペースで行くとマッチさんが東京ドームを周りきるのにあと4~5曲は絶対に必要だぞ…」な、何だって…!!焦る私。そろそろ自分が知っているマッチソングが出尽くしてしまう。私としたことが神マッチの曲に心から寄り添えない。これはマッチ信者失格では。チーーーン。そう思っていたところ、マッチは東京ドームは一周せず半周でトロッコを降りた。そこでしばし岡本健一さんとご歓談。私は命拾いした。

だがしかしマッチは言う。「このあとも後輩と一緒に僕の曲をちょっとだけ歌いますので」………っ!!!(瀕死)この“ちょっとだけ”というのは、会場の空気を敏感に感じ取った神マッチが遠慮気味に使った言葉であり、実際のところ“ちょっとだけ”どころか最後までマッチだった。次もマッチ、この次もマッチ、またまたこの次もマッチ。私は完全に死んだ。この曲もこの曲も勉強不足だ。そもそも近藤真彦さん35周年ってなんだ。35年前って自分は生まれていないどころか、両親が出会ってすらもいないではないか。欠片も私が存在していなかった時代から活動し、ジャニーズ事務所を支えてきたマッチのことを全然知らない自分を呪うしかなかった。

それはまるで抜き打ちテストの様だった。FNS歌謡祭であれだけマッチを祭り上げた君たちならこれぐらいの問題は解けるよね、とジャニーズ事務所が果敢に挑んできた。数ⅠAが得意だったから自分は理系だと思い込み、高3の夏まで理系として勉強を進めていたのにいよいよ数ⅢCを理解することを諦め、文転した受験生の夏を思い出す。因数分解は出来るけど、微分積分が分からなかった高3の夏を思い出す。SMAPや嵐は分かっても、マッチが分からなかった2015年初日の私。悔しさのあまり握っていたペンライトを更に力を入れてギュッと握った。東京ドームにて偏差値70以下のジャニヲタはみんな死んだ。死体となったジャニヲタたちが夜の水道橋に放たれて、口々に今日の己の不甲斐なさを語った。数時間前まで優越感に浸っていた彼女たちの様子を見ていた在宅組のジャニヲタたちが、今度は優越感に浸ることになった。

「マッチを制する者がジャニヲタを制する」「運営憎んでマッチ憎まず」「井の中のジャニヲタ、マッチを知らず」今回の一件でこの様な言葉が出来たという。28日前に神と崇められたマッチは、1ヶ月もしない内にジャニヲタの東大となった。FNS歌謡祭では特別メドレーを組み、カウコンではソロコンサートを開催、大変喜ばしいマッチの35周年をジャニーズ事務所がこれで終わりにするとは思えず、今後も我々は“突然のマッチ”に備えて日々勉強に励まねばならない。今回の件でジャニーズ事務所にマジレスをするとすれば、こうである。


「マッチコンやります!!来てね!!」と言われたら尻尾を振って遊びに行くので、フジテレビの目が無くなったことを良いことに「突然だけど、今からマッチコンやっちょうよ!!」はちょっと反則である。そして我々が神マッチへの信仰心を正当に表すことが出来る様に、記念シングルの発売や35周年ベストアルバムの発売等で、改めて35年間アイドルとして生きてきた偉大なるマッチを堪能させて欲しい。という訳でジャニーズ事務所にしてもあまり無意味なマジレスは以上である。

ちなみにこれを書くにあたって事前に「今回の各グループ年越仕事の棲み分け」をわざわざ図にして作ったのに、紹介する間がなかったので、せっかくなので最後に貼り付けて終了とする。残念ながら図にしたところで何も見えて来なかったがな。
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