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DMM「HKT48 チームKIV『シアターの女神』公演(5/8、5/15、5/20、5/21、5/29)」

AKB48/SKE48/NMB48/HKT48/乃木坂46 DMM

遂にDMM.com HKT48 LIVE!! ON DEMANDの月額見放題会員になった。月額会員も選抜総選挙の投票権を1票得られることと、6月は比較的時間に余裕がありそうなので思い切って登録してみた。という訳でここ数日は仕事から帰宅するなりアーカイブを遡って公演ばかり見ている。毎日毎日すごい楽しい。寝る間も惜しんで公演を見ている。その中でも私の推しである多田愛佳さんがキャプテンを務めるチームKIVがいよいよ「シアターの女神」公演を開始したので、今回はまずKIVについて記しておきたいと思う。

チームKIVは今回の大組閣後48グループの中で最も新公演の初日を迎えるのが遅く、5/8にようやく幕が上がった。私が多田愛佳さんを推し始めた頃、彼女はまだ初代チームBの最年少でとてもチームをまとめる立場にはいなかったのに、彼女がチームのキャプテンを務める日が来るなんてあの頃は想像もしていなかった。宮澤さんや柏木さんや梅田さん等、今回の大組閣でAKB48の3期までのメンバーが兼任や移籍で姉妹グループの先導者という立場に配置されていったが、HKT48にはそういった人事異動はなかった。SKE48から木本花音さんが兼任することになったが、彼女の兼任はチームに刺激を与えるための兼任であり、チームを先導することが目的ではないと思われる。HKT48には既に指原さんと多田さんが指揮を取る体制が整っているがゆえに、強力なメンバーが派遣される必要がなかったと予測出来る。

指原さんには「キャプテン」という役割こそないものの、彼女は既に「支配人」という立場に置かれ、HKT48全体のことをよく見ている。一方で多田さんは移籍してきてから今回のキャプテンに任命されるまで役割がなかった。チームH「キャプテン」は既に穴井千尋さんが務めている以上、それを飛び越えてまでして彼女が先導をきる訳にも行かず、48グループの中では圧倒的に先輩だけれどHKT48には後から入った新参者である、という矛盾が生じていた。時間が経つに連れ、その捻じれも解消されて来たと思うが今回ようやく「キャプテン」という名前を与えられたからこそ、彼女が動きやすくなった部分もあるのではないかと思う。多田さんも指原さんもAKB48にいた頃、高橋チームAに在籍した期間があり、48グループ総監督・高橋みなみさんの背中を見て育って来た。多田さんは移籍を決めた時に「たかみなみたいになりたい」とインタビューで答えていた。そんな彼女がやっと、「キャプテン」としてその腕を発揮する時が来たのだ。
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5/8にスタートを迎えたチームKIVの「シアターの女神」公演は5月中に5回行われ、まだ公演回数としてはかなり少ない。しかもその中の2回が熊沢世莉奈さんと朝長美桜さんの生誕祭であり、生誕祭の日のDMM配信は主役ばかりが映されるので、DMM配信で全体をゆっくり見れたのは実質3回に等しい。初日の公演で森保さんが「KIVのメンバーは正統派が多い」と言っていたが、確かにセンターを務める朝長美桜さん、宮脇咲良さん、を筆頭に女の子らしい可愛らしさを真っ直ぐ武器にしているメンバーが多いように感じる。それは「シアターの女神」公演を行っていた当時のチームBのイメージとも非常に近しい。また「シアターの女神」公演自体が、表題に“女神”と入っているくらい、女の子の可愛らしさを引き出すために作られた同性から見てもキュンと胸を鳴らせてしまう公演である。では、そんなKIVメンバーについての印象を。

第一印象が“肉食系女子”だったので強そうなイメージがあったが、朝長美桜さんの生誕祭で朝長さんのことが大好きだと語り一生懸命朝長さんに尽くすも、朝長さんは全然伊藤さんに興味が無さそうな感じを見て、一気に伊藤さんに対する情が芽生えてしまった。「シアターの女神」公演は非常に衣装の露出部分が多いため、メンバーの油断したボディが露わになっているが、その中でも伊藤さんは安定した細さを保っていて華奢である。空気が読めないなどと周りのメンバーから言われても、そんなことないと否定せずに認めているあたりが、天然っぽくて第一印象からはがらっとイメージが変わってしまった。知れば知る程深みにハマっていくのではと思っている伊藤さん。よく通る声も魅力的なので今後も注目して見ていきたい一人。

まだ高校生なのに貫禄があって本人もそれを自覚している。宮脇さんがKIVの副キャプテンで彼女もとてもしっかりしているが、宮脇さんが忙しい時は彼女が副キャプテン代理を務めてくれているのではと思えるくらい逞しい。とても落ち着いていて頼りになる学級委員長のよう。せっかく同じチームになったのだから先輩後輩の壁をとっぱらって「今田さん」ではなく「美奈ちゃん」と呼んで欲しいと自分でお願いしたのに、いざ2期生から「美奈ちゃん」と呼ばれると恥ずかしがっているところが可愛らしい。ビジュアルが美しく、手足が長いので、彼女のパフォーマンスは額に入れて飾りたいくらい綺麗だ。

まだフルで出たのが1回しかないため、彼女のパフォーマンスを充分に見れていないけれど、マスコットの様なお人形さんの様な可愛さ。2期生は元々個性派が多いため、埋もれないように葛藤しているのだろうなと勝手に想像してもどかしくなってしまう。

チームHの頃から自己紹介に独特の世界観があって「変わった子だな」と思っていたが、それが更に加速しているような感じがした。ふわふわと地に足が付いていないような緩さ、けどそれはけして計算している訳ではない天然素材であることがようやく見えて来て、彼女の不思議ワールドの虜になる人は少なくないはず。弄られても弄られてもニコニコしている姿が彼女の優しさをよく表していると思う。

痩せて表現の幅が広がったと強く感じる。博多に移籍してきたばかりの時、当時チームHが行っていた公演「手をつなぎながら」の衣装で、ショートパンツを履いていたが、そこから出る脚はとてもムチムチしていて(それも可愛らしくて好きだったのだが)、細いメンバーの多い中彼女が悪目立ちしてしまうと心配していたが、今回の「シアターの女神」公演では綺麗なくびれまで作って、ダイエットに大成功していた。彼女のパフォーマンスは後半に連れてスタミナ切れしてしまうところがあり、終わりに近づけば近づく程ジャンプの高さが低くなり、最後には全く飛んでいないなどということもよくあった。けれども痩せて体が軽くなったのか、そういったスタミナ切れの様子は見られなくなり、またユニット曲「嵐の夜には」では年齢を重ねて出てきた色気も加わっている。ユニットでは可愛らしい曲があてがわれることも多かった彼女だが、今回は大人っぽい曲に挑戦し、表現にも余裕が出ている。自分が一番上の立場になってしまうと、追いかける背中がなくなってしまって彼女自身の成長が止まってしまうのではと危惧していたが、ここに来て更にパフォーマンスに磨きがかかるという想像していなかった展開を迎え、推しとしては感無量である。

2回目の公演の途中で手を怪我してしまい治るのに時間がかかるということでとても心配だが、彼女の表現力豊かなパフォーマンスが見れるようになったらまた改めてその様子をじっくり観察させてもらいたい。

彼女を初めて見たのはSKE48のシングル選抜に入った時だったが、その当時は彼女も最年少という立場だったことから、多田愛佳さんとポジション的には似ているのではと思っていた。その後私がSKE48から離れたので、しばらく彼女の成長を追っていなかったが、すっかりお姉さんになっていて、今回も兼任というゲストではあるものの、KIVの中では特別なポジションを与えられている訳でもなく、あくまでチームの一員として存在している。パフォーマンスはやはりSKE48で鍛えられた激しさを持っていて、キャハッという自己紹介とは真逆の魅力を持つ。今回の大組閣で外からHKT48に入ってくることになったのは木本さんだけなので、彼女がここに何を残してくれるのか、これから楽しみにしている。

良い意味で普通の女の子。自己紹介の時も過剰に自分を創り上げることをせず、喋る時も自分を良く見せようという作為的な様子はなくて、本当に大学の食堂で喋っているような感じ。可愛い衣装を着て歌って踊っているけれど、草場さんには非日常感を感じるよりももっと日常に近くて親しみがある。それが個性豊かなKIVの中では良い方向に転がりにくいかもしれないけれど、落ち着いた大人っぽさや静けさを求める人には草場さん程ぴったりなアイドルはいないと思う。

以前から熊沢さんのパフォーマンスは本当に見てて気持ちのよいものだと主張して来たが、生誕祭の映像を見ててもひたすら熊沢さんしか映らないのに異常に楽しかった。森保さんが「俺のせりな」「TOになりたい」と宣言したかと思えば、村重さんが「僕のせりな」と言ったり、宮脇さんが「最近りーぬ推し」と表明したり、とにかくメンバー人気がとても高い。彼女の天真爛漫な性格にみんなが群がって来る理由は、パフォーマンスを見ててもよく分かる。純粋で穢れがないのだ。だから熊沢さんのパフォーマンスは美しい。

前回のDMMを見て以降面白いと思ってモバメをとることに決めた後藤さん。自己紹介の時に3列目から茶々を入れるタイミングも言葉選びも絶妙で、富吉さんと並んでKIVのバラエティ担当となっている。けれども身長が高く迫力があるからか、少しキツい印象を与えてしまうことがあるため誤解されやすい面もあるかもしれないと心配にもなる。どんどん自分から切り込んでいくものの、お客さんからの反応にはかなり敏感で、ウケていないと分かると緊張した表情に変わることがある。意外と繊細な一面もあり、けれども中西さんや谷さんが外へ移籍していった今、HKT48のバラエティ班は枠の奪い合い競争が激化していると思うので、ここで後藤さんには才能を発揮して欲しいと思う。

初期の頃、村重さん中西さん下野さん、のバラエティ班3人衆という印象があったが、村重さん中西さん程のグイグイ精神はなく、一歩引いてしまったような印象があるのが下野さんだった。まだ今現在も自分でキャラ迷走中と言っていたので、自分は今後どういう風に転んでいけばいいのだろうと悩んでいる最中といった感じが取れる。自信のなさそうなところも下野さんの親近感湧くところではあるが、後輩である後藤さん富吉さんが回すMCで弄られる立場も美味しくて良いのではと思う。

植木さんよりも更に不思議ちゃん。MCでよく一番に手を挙げて当てられているけれど、何を言い始めるのだろうとこちらがヒヤヒヤさせられることがたまにある。KIVでは最年少であるが、3期のなこみくの出現によってそろそろロリ路線からは降りなければいけないのではと心配している様が可愛かった。キャプテンの多田さんがKIVにはそういうキャラいないからいいんじゃない?と、元最年少からのアドバイスを送っていたが、田中さんはもう若いというイメージを跳ね除ける程ボデイが成長しているのでドキッとしてしまう。「シアターの女神」の衣装でも一人だけスカートのウエスト部分がへそより下にあり、見てはいけないものを見てしまっているようなドキドキ感がある。

  • 富吉明日香さん

私が今一番ハマっているメンバーで、富吉さんについて個別記事をあげようかと思っているくらい、本当に今彼女のことが気になっている。研究生公演で一目見た時から愛らしいビジュアルが大好きで、さぞかし女の子っぽいキャラクターで売っているのだろうなと思ったら、これがバラエティ班なのである。あの可愛いビジュアルを持ってして、バラエティ班になるなんて、と勝手に私が悔しがったりしたが、とても面白い子だったので、本当に後日彼女について語る記事を個別に書きたいと思っている。

先輩宮脇咲良さんを押しのけて今回KIVのセンターを務めているのが朝長さんだ。正直、彼女のパフォーマンスは全体的に鈍く、ダンスもキレがなければ歌も声が震えていて上手くはない。宮脇さんとWセンターになると、宮脇さんの完成されたパフォーマンスとの差が浮き彫りになってしまう。けれども自分自身でも踊れていないことの自覚はあり、それでもそんなことには気づいていないような振りをしながら、常にニコニコしながらセンターに立ち続けるのが朝長さんの強さである。朝長さんの一番好きなところは、自己紹介をした後、お礼を言った後にするお辞儀が誰よりも丁寧であるところである。背筋は真っ直ぐ伸びたまま深くまで頭を下げる。その間は身体をぐらつかせることなく、ゆっくりと倒しゆっくりと起き上がる。それだけで彼女の誠実さは充分に伝わる。

彼女も独特の魅力があって大好きだ。言いたいことを直接的に言えず遠回りをして結局何が言いたいのか伝わらないことがあると本人が言っていたが、ストレートに表現出来ないことは彼女の短所でもあり長所でもあると思う。パフォーマンスをしゃかりきにこなす姿からその勢いをストレートにぶつけることが出来るタイプのアイドルと、余白を楽しませるタイプのアイドルがいると思う。彼女は後者で、彼女が発信したものをこちら側で何倍にも増幅させて楽しむことが出来る。深川さんってこんな人だろうか、と妄想させるのも一つの武器である。

渕上さんはソロタレントとしてデビューするべきだったのでは、と最近よく思う。「お天気お姉さんになりたい」というキャッチフレーズは、「女優になりたい」「声優になりたい」という他のメンバーの夢よりも具体的で、彼女が目指しているのは清楚で賢くて朝から元気を与える女性なのである。喋り方も既にそれを意識しているからか、はきはきとしていて、話す内容も綺麗にまとまっていて優等生の姿そのものである。彼女が全国の天気予報を解説してくれる姿は容易に想像がつく。各局の朝の情報番組のプロデューサーはそろそろ動き出して欲しい。

もはやわざわざ語る必要のない程の絶対的エース。「脱ロリ」という変身を遂げ、初期の幼い雰囲気から大人の女性への華麗なる成長を見せた。Google+に載せられた自撮り写真は計算された角度、光の加減、表情、一枚足りとも外れがない。気づいたらiPhoneのデータフォルダが宮脇さんで埋めつくされている。AKB48への選抜経験や兼任活動を経て、どんどん宮脇さんに箔がついていく。もう誰も追い越せないレベルまで宮脇さんが独走してしまっていると言っても過言ではない。エースでありながら副キャプテンも務めるのが彼女の器用なところであり、同郷の先輩・柏木由紀さんコースを着々と進んでいる。

NMB48の兼任との忙しさのあまり、2回目に出演した公演では「もう今日間違えてばっかりで」と泣きそうな顔で宮脇さんにすがっていたのが印象的で、普段はグイグイと前に出てくる村重さんがこの日ばかりは自信を喪失していた。1期生のバラエティ班の中では先陣きって前に出ていた村重さんも、MCでは2期生で彼女より少し年上のお姉さん方(後藤さん、富吉さん等)にトークを回してもらって落ち着いて来たような印象を受ける。NMBで彼女はどんな役回りを引き受けているのか、NMB側からは見たことがないので分からないが、兼任したことで彼女の中で何かが変わったのならばそれは何より喜ばしいことである。

3回目にして朝長さんのポジションを務めていたが、彼女のパフォーマンスは安定しているのでセンターに置かれても見劣りすることがない。小さな身体から繰り出されるダンスは正確で癖がなくまるでお手本のよう。決まった型に沿って綺麗に動かされる本村さんのダンスが中心に配置されると全体がとても締まって見える。初めの頃は泣き虫キャラが定着していたが、最近はお客さんの前で色んな顔を見せるようになっていて、また改めて本村さんのことが気になり始める。

KIVの演目が「シアターの女神」に決まった時、「夜風の仕業」というソロ曲をあてられるのは、てっきり宮脇さんだと思っていた。森保さんが担当していると聞いて、そう言えばKIVには森保さんという最終兵器も控えていたなと自分の読みの甘さを恥じた。選抜総選挙の速報結果だけで言えば実質KIVトップである。そんな彼女が歌う「夜風の仕業」は、田舎の空気の綺麗さととてもよく似ていた。澄んでいる。透き通った世界を爽やかに切なく駆け抜けていく。絶望的美貌を持った女性の口から「どうしてこんなに好きになったんだろう」と放たれる、何とも言えない充足感。そう、彼女こそが女神だったのだ。


月額見放題会員になって僅か3日で全5公演を堪能してしまったので、早く次の「シアターの女神」くれくれ状態である。しかしまだ今月の公演スケジュールが出ていないため、この5公演をループし続けるしかない。初日に多田さんが「KIVみんなでご飯に行きたい」と嬉しそうに語っていたが、それは5/25に既に実行済で(HKT48チームKIVメンバーが焼肉屋IWAへ行く - AKB48まとめんばー)、彼女が意外と面倒見が良いということを初めて知る。多田愛佳さんを推し始めてかれこれ5年程になるが、チームの最年少だった女の子が、チームのキャプテンになったという物語を楽しめるのは、48グループの中でも稀なことではないかと誇らしく感じる。好きな女の子が、成長していった先に「卒業」という道を選ぶ前に、「先導者」になる道を選んでくれたことが幸せで、私は今年も迷うことなく彼女にできる限りの票を投じた。

彼女が創り上げるチームKIVの物語は、まだ始まったばかりだ。