「私AKB嫌いなんだよね」会社のランチルームで聞こえてくる自分の好きなアイドルに対するディス。そもそも大して彼女たちのことを知らないはずなのに、「興味がない」よりももっと濃厚な「嫌い」という感情を抱けるのもまた一種の才能なのかもしれない、と思いながら耳で受け流していた。周りにその対象を好きな人がいるかもしれないのに、大声で自分の嫌いを主張出来るのは、そこに賛同がついてくると確信しているからだ。「好き」という主張よりも「嫌い」という主張をした自分の方が優勢的に仲間を得られると知っているからこそ、人は「嫌い」でコミュニティを作りたがる。ならば、私の周りにはAKBを「好き」な人よりも「嫌い」な人の方が上回ってしまっている、という状態に気付いて唖然とした。
3年前にもAKB48の全国ツアーが行われ、今回と同じくチームKが高知にやって来た。3年前と言えば、AKB48の知名度がグンと上がり、チームKには当時総選挙2位の大島優子さんらが在籍していたので、チケットの倍率が非常に高く、私はせっかくの高知公演を見ることが出来なかった。その代わりに普段からアイドルに対して特別こだわっている訳ではない地元の友人たちが、知らぬ間にチケットを取っていたりしてAKBが大衆に広く愛され始めていたことを実感した年だった。あの当時は圧倒的に「好き」という主張の方が周りで幅をきかせ「嫌い」という主張は隅の方で小さくしているしかなかった。
あれから3年が経過し、またしてもチームKが高知にやってきた。3年前にチームKの中では後輩組に位置付けていた横山由依さんが、今回はキャプテンとして高知に戻ってきた。3年の時が経過してAKBも姿かたちを変えたように、私も3年分の心の変動を感じるだろうかと思っていたが、「嫌い」という評を気にしていたことが馬鹿馬鹿しい程に何の躊躇いもなく「好き」だと思えた。伝説的に扱われたメンバーがその場所を去っていこうが、個人単位で夢を追いかけている少女たちの輝きは今も変わらない。出入りによる変化を区切りと捉えがちだが、AKBはいつまでも彼女たちの通過点として機能し続けている。
行くぜチームK!!!!!! pic.twitter.com/FwG7GIMyme
— あやや (@hraom) 2014年12月11日
AKB48全国ツアーチームK高知公演めちゃくちゃ楽しかったーーーー!!!大きいコンサートとかではジャニーズのコンサートとかもやってる舞台監督を入れ始めてるって聞いてたけど今回の全国ツアーもそうなのかな。すげえジャニーズイズムが取り入れられたコンサートだった。久々にはしゃいだ。
— あやや (@hraom) 2014年12月11日
セットリストの組み方が最初はチームKの代表ソング(転がる石、最終ベル等)、次はユニット、加入時期ごとに初期曲、最近の名曲、誰もが知るシングル、みんなで踊れる盛り上がり曲、って感じで多方面に配慮されたセトリになってて、これは本当誰でも平等に楽しめるって感じだった。
— あやや (@hraom) 2014年12月11日
最高だったセトリはこれね / “セトリ大幅変更!AKB48全国ツアーチームK千秋楽@高知のセットリスト&支配人レポまとめ - AKB48まとめんばー” http://t.co/Z5skf4sGjZ
— あやや (@hraom) 2014年12月11日
松井珠理奈、山本彩、小嶋真子、児玉遥、という各支店エース集結、そして次期総監督横山由依という錚々たる面々が集まる為に、他はどうしても影が薄くなりがちな中で田野ちゃんの存在感が抜群だった。何ならエースたちが互いに空気を読みあって主張を控えるからかより彼女の主人公力が際立ってた。
— あやや (@hraom) 2014年12月11日
チームKの中心はやっぱり松井山本小嶋児玉のエース勢にあって欲しいと願っていたけどキャプテン横山さんに山本彩さんが近付いて身体を寄せると良くも悪くもそこで一つの台風の目が出来上がってしまってチームKの中心とは無関係の世界の中心がそこに出来てしまうことを確認した。
— あやや (@hraom) 2014年12月11日
MCで横山さんは喋ってた内容を途中で中断して「ねぇ彩ちゃん喋ってる?一言も喋ってないでしょ」と山本さんに発言を促してたけど山本さんはちょっと怒り気味に「喋ってるよ」って返してて彩ちゃんに中心に居て欲しい横山さんと思う様に入れてないことを自覚してる山本さんのやり取りがもどかしかった
— あやや (@hraom) 2014年12月11日
でもこの横山さんと山本さんの二人、ユニットではなかなか出て来ないなと思ったらツーショット写真をスライドショーで大量に流しながら「思い出のほとんど」を歌ってて次期総監督と次期エースによるいつか訪れるであろう卒業コンサートの予行演習?みたいなユニットを見せてくれてやってくれたぜ
— あやや (@hraom) 2014年12月11日
でも一番面白かったユニットは、鈴木まりやさん、永尾まりやさん、阿部マリアさんで「MARIA」を歌ってたので「MARIYA〜、MARIYA〜、MARIA〜」って全員の顔が順番に抜かれるのくだらなくて超最高でした。
— あやや (@hraom) 2014年12月11日
北原さんが何かと器用過ぎて自己紹介でも「高知県出身の桑原みずきちゃんよりもちょっと可愛いで有名な北原里英です」っていう小ネタを挟んできて高知の人に分かりやすく自己紹介してくれたんだろうけど桑原さんよりも北原さんの方が全然知名度あるでしょと思いながらも準備が流石準備が良いなと思った
— あやや (@hraom) 2014年12月11日
入場する時に北原さんを選抜に戻す為の活動?をしている人たちが声をかけ合ってて私はチラシ貰わなかったんだけど確かに北原さんは真ん中に立てば華もあるし表現力も豊かだしMCやらせてもイケるし何でも器用にこなせるバランス感覚を持ってるので報われて欲しいっていうファンの気持ちも痛い程分かる
— あやや (@hraom) 2014年12月11日
さっきのまとめんばーのセトリには記載がなかったけどユニットでBeginnerとかのダンスナンバーをメドレーでやっててその時に繋ぎの音として使ってたダンス音が何処かで聴いたことあるなデジャブだなと思ったらJUMPコンで森本さんがソロダンスの時によく使ってた音だった。シーッってやつ。
— あやや (@hraom) 2014年12月11日
後藤萌咲さんと下口ひななさんのわがままな流れ星もとても良かったけど後藤さんはとても動きが大きくてダンスも飛びがちなのに対して下口さんは過剰な癖は付けずに振付に忠実に踊る大人しいタイプなので二人が並ぶとシンメトリー感よりもその差の方が際立って見えるけどそのまま味わった方がよいのかな
— あやや (@hraom) 2014年12月11日
「桜の花びらたち」は前田敦子さんが卒業する時に歌ってたようなローテンポで生歌披露だったんだけど宮崎さん内田さんと比較的安定した歌唱力を持っている二人の「桜の花びらたち」も全然良かったんだけどその後に岩佐さんが歌っちゃったから、うめぇーーーーーーーっ!!!って高まるしかなかった。
— あやや (@hraom) 2014年12月11日
「スカート、ひらり」「Dear my teacher」「Virgin love」の初期曲を加入時期を3つに分けて歌っててすごく良かったんだけど「Dear my teacher」が全員黒縁眼鏡かけてのパフォーマンスだったので後ろの男の人たちが「えっろ!えっろ!」って言ってて笑った。
— あやや (@hraom) 2014年12月11日
この日の為に秋元先生が書き下ろしてくれた曲を披露しますつって「高知48」って言われた時はズッコケそうだったけど「高知48!私たちに会いに来いや!」って土佐弁で歌われるのはむず痒くもありでもやっぱり地元に来たということをこれ程までに感じさせてくれるのは有り難いなと思った。
— あやや (@hraom) 2014年12月11日
昔ももクロが高知に来た時に観客が9割以上高知の人間ではないことは見て明らかだった訳だけどMCで夏菜子が「高知に初めて来た人~?」って観客に挙手させてて高知に来ておいてその質問はどう考えてもおかしいだろって憤怒してそれ以降ももクロと距離を置いたという私の歴史があります。
— あやや (@hraom) 2014年12月11日
最後に曲の途中で設けられた珠里奈のダジャレコーナーで「今日は高知まで会いに来たけど、今度はあなたが“こっち”に来てね」的なことを言ってて普段の珠里奈のダジャレは無邪気だなくらいにしか思ってなかったけどこのダジャレは会いに行けるアイドルの意味を加味していて素晴らしくて拍手した。
— あやや (@hraom) 2014年12月11日
5年前くらいに週刊AKBのロケで高知来たよねって古株の小林さんと北原さんが話してて確か高知の高校の運動会にサプライズでパフォーマンスするって内容だったんだけど北原さんが「放送見た人~?」って聞いてて、週刊AKBテレ東だから高知でやってねえわ!!って盛大に突っ込みそうになった。
— あやや (@hraom) 2014年12月11日