はてなブログでジャニヲタのブログを漁っていたらこんな記事を見つけた。
id:huuhueighterさんが以前に作ったアンケート結果より「ジャニヲタの長女率76%」という興味深い結果を導き出していた。これは常々私も気になっていたことであり、私の周りも見渡す限り長女のジャニヲタで溢れていた。しかしこの「長女」という括り自体が非常に範囲の広いものであり、「一人っ子の女子」も、「上にお兄ちゃんがいる女子」も、「下に弟や妹がいる女子」も、全員「長女」に含まれるのである。言ってみれば「姉がいる者以外全員長女」状態なのだ。そもそもの絶対数が多い「長女」という生き物をとって「ジャニヲタは長女が多い」と本当に言えてしまうのか、気になり始めた。またこの「長女」も先程挙げた様にかなり細分化される。どんな兄弟構成で育った女性がジャニヲタになるのか。本日思いつきでアンケートを取ってみた。
「ジャニヲタの兄弟(姉妹)構成に関するアンケート 」http://t.co/rMLGq36mbV
質問はたった1問です。30秒もかからないかと思いますので、お時間ある方はよろしければご回答下さい。集計結果は後日ご報告致します。
— あやや (@hraom) 2015, 3月 14
アンケート概要
フォーム:http://goo.gl/forms/5S3h6iXGg7
回答期間:3/14(日)11:34~17:34
回答人数:10,001人
質問:あなたは以下のどれに当てはまりますか?
選択肢:①1人っ子、②2人兄弟(自分+弟)、③2人兄弟(自分+妹)、④2人兄弟(兄+自分)、⑤2人兄弟(姉+自分)、⑥3人兄弟(自分+弟2人)、⑦3人兄弟(自分+弟+妹)※弟と妹の順は問いません、⑧3人兄弟(自分+妹2人)、⑨3人兄弟(兄+自分+弟)、⑩3人兄弟(兄+自分+妹)、⑪3人兄弟(姉+自分+弟)、⑫3人兄弟(姉+自分+妹)、⑬3人兄弟(兄2人+自分)、⑭3人兄弟(兄+姉+自分)※兄と姉の順は問いません、⑮3人兄弟(姉2人+自分)、⑯4人兄弟以上(自分+弟)、⑰4人兄弟以上(自分+妹)、⑱4人兄弟以上(自分+弟+妹)※弟と妹の順は問いません、⑲4人兄弟以上(兄+自分+弟)、⑳4人兄弟以上(兄+自分+妹)、㉑4人兄弟以上(兄+姉+自分+弟)※兄と姉の順は問いません、㉒4人兄弟以上(兄+姉+自分+妹)※兄と姉の順は問いません、㉓4人兄弟以上(兄+自分+弟+妹)※弟と妹の順は問いません、㉔4人兄弟以上(姉+自分+弟+妹)※弟と妹の順は問いません、㉕4人兄弟以上(姉+自分+弟)、㉖4人兄弟以上(姉+自分+妹)、㉗4人兄弟以上(兄+姉+自分+弟+妹)※兄と姉、弟と妹の順は問いません、㉘4人兄弟以上(兄+姉+自分)※兄と姉の順は問いません、㉙4人兄弟以上(兄+自分)、㉚4人兄弟以上(姉+自分)
この組み合わせを考えている時、久々に高校の数学をしているようだった。ちなみに私は「⑧3人兄弟(自分+弟2人)」の長女である。個人的なエピソードとしては、姉が自分と同い年ぐらいのジャニーズのコンサートに足繁く通っていることを知った弟に、「コンサート行くお金あるなら俺にお小遣いちょうだいよ」と言われて頭を抱えた事がある。ご、ごめん。
ジャニヲタは何人兄弟(姉妹)?
第14回出生動向基本調査/国立社会保障・人口問題研究所によると、2010年の結婚持続期間15年~19年の夫婦の出生数は「0人:6.4%、1人:15.9%、2人:56.2%、3人:19.4%、4人以上:2.2%」となっている。この数値には出生数0人の夫婦が含まれていて、生まれないことにはジャニヲタにはなれないので、この数値を省いた上で割合を再計算すると、「1人:16.7%、2人:60.0%、3人:20.7%、4人:2.4%」となる。1人っ子は全体の16.7%だ。これと比較するとジャニヲタの1人っ子の割合は12%で少ない様に見えるが、その1つ前の2005年の出生数に遡ると大体同じくらいである。今回のアンケートは年代別の回答を取っていない為、出生動向基本調査と完全な比較をする事は難しいが、1人っ子の割合は恐らく世間一般の割合とそう変わらないものであると取れる。ただジャニヲタは2人兄弟(姉妹)が少ない代わりに、3人兄弟(姉妹)がやや割合として多いようだ。
ジャニヲタは本当に長女が多いのか?
id:huuhueighterさんのブログでは76%という数値におさまった「長女」の割合だが、当アンケートの結果では、83.0%(8,293人)という数字が出た。しかしこれは冒頭にもお伝えした通り、「姉がいない者全員」の数値である。「一人っ子のジャニヲタ」も、「上にお兄ちゃんがいるジャニヲタ」も、「下に弟や妹がいるジャニヲタ」もみんな含んだ数値である。これが世間一般の数字と比べて多いのか少ないのか、これを検証する為に今回のアンケートを取った訳だが、ここで重大なことに気付くのである。そもそも、世の中の女性の長女の割合なんて何処に出してあるんだ?と。そう、比較となる「長女率」の平均データがない。「姉のいる女性」の平均データもない。という訳で、「長女率が高い」ということを証明するには、世間一般のデータが必要だったがそれがなかった。ただ今回当アンケートからは83.0%という極めて高そうな数字が出た、ということだけ参考にして頂ければと思う。タイトル詐欺のようで大変申し訳ないが、せっかくなので、その他の傾向についても分析してみる。
「兄姉」がいる人よりも、「弟妹」がいる人の方が多い
1人っ子の人には関係ない話がこれから続くがご了承頂きたい。アンケート結果の中から、「兄がいる人」「姉がいる人」「弟がいる人」「妹がいる人」の数を導き出したところ、「兄がいる人」が2,026人、「姉がいる人」が2,044人、「弟がいる人」が3,655人、「妹がいる人」が3,307人、という結果になった(兄と姉が両方いる人は両方に加算されている、弟妹も同様)。兄姉がいる人よりも弟妹がいる人の方がそれぞれ1,000人以上多いのである。ジャニヲタは“お姉ちゃん”が多い事が伺える。また、「兄がいる人」と「姉がいる人」の数に大きな差はないが、「弟がいる人」の方が「妹がいる人」より350人程多い。ジャニヲタの中で最も傾向として多いのは、“弟のいるお姉ちゃん”ということになる。
「1番上のお姉ちゃん」が全体の半数以上
こちらも1人っ子を抜いた話になる。兄弟(姉妹)のいるジャニヲタを、「第1子」「真ん中」「末っ子」の3種類に分類した。2人兄弟(姉妹)の場合は「第1子」か「末っ子」に分類される。その結果、「第1子」が52%(5,200人)、「真ん中」が8.2%(825人)、「末っ子」が28.0%(2,803人)、となった。よって「長女」の中でも、「一人っ子のジャニヲタ」と「お兄ちゃんがいるジャニヲタ」が省かれ、純粋に「1番上のお姉ちゃん」だけを抽出してみたら、それが全体の半数以上に昇るのである。この結果は、ジャニヲタの傾向として面白い結果なのではないかと思った。
「女だけの姉妹」よりも、「自分以外は男兄弟」の方がやや多い
よく姉妹一緒にジャニヲタをしている話を聞く機会が多いので、姉妹の方が相乗効果でジャニヲタが加速していくイメージがあったが、兄弟(姉妹)のいるジャニヲタの中から、「女だけの姉妹」と「自分以外は男兄弟」という特殊な兄弟(姉妹)構成になっている人の数を導き出してみると、「女だけの姉妹」が3,449人、「自分以外は男兄弟」が3,714人、という結果が出た。やや男兄弟に紛れたジャニヲタの方が多いのである。「女だけの姉妹」の方が、「こんなお兄ちゃんが欲しい」「こんな弟が欲しい」という欲望からジャニーズを好きになるのかと思っていたが、意外にも男兄弟に囲まれた女性の方がジャニヲタになる傾向にあるようだった。
今回は短い時間で沢山の方にアンケートにご協力頂きましてありがとうございました。結局「ジャニヲタは本当に長女が多いのか?」という議題に対してはっきりと証明出来る参考データがなかった事は残念だが、その他のデータから見てもジャニヲタは「お姉ちゃん」がなる傾向が強いのではないかと感じている。また、今回もう少し時間に余裕があれば、ジャニヲタの兄弟(姉妹)構成と、そのジャニヲタが好きになるタレントの兄弟(姉妹)構成に、傾向はあるのか調べてみたかったが、それをアンケートに含めると分析が複雑化しそうなので、また次回機会があれば挑戦してみようかと思う。最後に、以前タイムラインで見かけたジャニーズタレントの兄弟(姉妹)構成を紹介して終わりにする。ジャニーズタレントは「お姉ちゃんがいる弟」が多い傾向にある模様。
『ジャニーズ兄弟構成早見表』改訂3版をリリースいたしました!誤りと配慮の不足があった横山裕さん、高木雄也さん、sexy zoneのファンの方々にはご迷惑をおかけしました。なお、グラフ化もしておりますので各々考察などにお使いください。 pic.twitter.com/41BYF0TXkH
— さっちゃん (@samoarinan244) 2014, 12月 2