DVD「LOVE&LIFE 〜V6 SUMMER SPECIAL DREAM LIVE 2003〜」

2014年ジャニヲタとして後悔している点のひとつに「V6の歴史を学び損ねたこと」というのがある。2013年11月に岡田准一さんを担当することに決め、そこから2015年11月V6の20周年に向けて設けられた2年間の猶予期間で私はV6の歴史を学ぶ予定だったのに、この1年間何をしていたかと言えば、のんびりと他のグループに手を出しては視野の拡大に専念していた。その分視界は開けたかもしれないが、この1年間で新たに得たV6の知識は浅い。「V6のDVDであややさんのオススメは何ですか?」と聞かれても、私は2011年のセクバニコンと2013年のOMGコンしか見たことがない不勉強具合だった。これではいけないと思いタイムリミットが1年に迫ってきた昨今、ようやく心を入れ直して、まずは過去のDVDを見始めることにした。


「V6のDVD(初回盤)が最近高騰しているらしい」という噂は耳にしていたが、改めて知る初回盤の炎上具合。古いファンによればここ1年くらいで突然高騰した、と言うので、私と同じくらいのタイミングで新規参入した人が多いのかもしれない。完全に出遅れた、と思いながらも、上記の表(※自分用に作成している為タイトルの過不足、価格の今後の変動があるかと思われます。あくまで参考程度に。)を基に一念発起してポチポチとDVDの購入生活が始まった。残り1年間で20年分の歴史を遡らなければならない、20倍のスピードで1年を駆け抜けるしか。という訳で一番最初に手を付けたのがV6の映像作品の10作目としてリリースされたDVD「LOVE&LIFE 〜V6 SUMMER SPECIAL DREAM LIVE 2003〜」。何故最初から順番に見ずにこんな中途半端な10作目から見始めたかと言えば、それよりも前にリリースされたものを別のサイトで一括購入したら、そのサイトがなかなか発送してくれず、先にこっちが届いてしまったという、特に意味ある行為ではない。

『LOVE&LIFE 〜V6 SUMMER SPECIAL DREAM LIVE 2003〜』は、2003年8月14日から8月28日に開催されたV6のライブ。
・V6が国立代々木競技場第一体育館にて「V6 SUMMER SPECIAL DREAM LIVE 2003」(2004年8月14日-8月28日)を映像化したもの。
・ライブは「V program」と「V V program」と2パターンの公演内容で行われ、最終日の8月28日の公演は「V program」と「V V program」を合わせた「V V V program」として行われた。
LOVE&LIFE 〜V6 SUMMER SPECIAL DREAM LIVE 2003〜 - Wikipediaより)

2003年夏と言えば自分は何をしていただろうかと思い出してみるも、もはや11年も前のことは記憶が定かではなく、恐らくNEWS結成前にミュージックステーション(2003年7月25日放送)で披露されたKAT-TUNとK.K.Kityのパフォーマンスをビデオを擦り切らせる程に繰り返し見ていた頃ではないかと思う。その頃V6が代々木体育館で2パターンの公演を行っていた等ということは知る由もない、ちょっとジャニーズが好きな地方の中学生だった。

「V-PROGRAM」「VV-PROGRAM」、そして特典の「VVV-PROGRAM」の全てを拝見したが、もし私が当時この公演を複数回見るにあたってどちらをより多く見るかという決断を迫られていたとしたら迷わず「VV-PROGRAM」の方を選択していただろうと思う。「V-PROGRAM」も最後のシングルメドレー辺りからライブの盛り上がりを見せてとても良かったのだが、「VV-PROGRAM」の「MIRACLE STARTER」~「COSMIC RESCUE」までの流れが秀逸だった。2003年当時はデビュー8年目だったV6のコンサートは、今のHey!Say!JUMPのコンサートとキャリア数的にも少し似ているのかもしれない。「V-PROGRAM」により多く見られた“移動の多さ”によって全体的に着目点が分散しがちだったのだが、「VV-PROGRAM」の「MIRACLE STARTER」からは定点での全員揃ってのダンスに見せ方が絞られている為、V6の持ち味であるポップで迫力あるダンスを堪能することが出来た。「MIX JUICE」「LOVE SONG」「reprise...」の3曲は、2人のメインボーカル以外のメンバーがハットを被りバックダンサーに徹する。バックにジャニーズJr.をつけていたのでその子たちを使うことも出来たと思うが、バックをメンバー自らが行うというパフォーマンスにファンはどうしても高まらざるを得ない。という部分でポイントを稼いだことから個人的には「VV-PROGRAM」が好きだった。

また11年前の岡田さんは前髪が短くとても若々しく、あの大きな瞳で観客をぎろりと眺めたあと、まるで知り合いでも見つけたようにハッとした顔をしながら柔らかな笑顔になるシーンが多く見られ、こういう表情を得意としていたのかと、岡田さんのことを改めて知ることが出来た気がする。あとこれは今も変わらないかもしれないが、声の出し方が丁寧で音の上をそっと撫でる様にメロディーに寄り添っていく歌い方をしていて、普段の喋り声を出す時とは違う喉を使っているようで、いつもより高音の声に心を揺さぶられる。癖があまりなく、真っ直ぐに発せられる歌声に、本人の真面目な性格が反映されていると思った。

ちょうどこのDVDが見終わった頃に、それ以前の作品を一括購入したサイトからようやく発送出来た旨の連絡が来たので、時系列が一旦崩れるが、次回はV6が一番最初にリリースした映像作品を見ることになりそうで楽しみだ。ちなみに今回のDVD「LOVE&LIFE 〜V6 SUMMER SPECIAL DREAM LIVE 2003〜」(初回盤)はAmazon以外のサイトで7,300円(送料込)で購入。20年の歴史を遡るのに一体いくらかかるのか、全部購入し終わったら計算してみたい所存。