25歳ジャニヲタのお部屋大公開

胸ぐらいまであった髪の毛を肩くらいまでに切った。理由は、暑くなってきたから。生まれ持った丸顔を隠して生きていくには両サイドに適量の髪の毛が必要で、けれども胸の長さまであると夏はセルフサウナ状態になる。だから今年は思い切って散髪してみた。美容院で髪を切られながら読んでいた雑誌には、佐々木希がいた。黒髪ロングの希は華があって今日も可愛い。女の理想の姿がそこにある。ふと顔を上げたら私は茶髪ショートの平凡な顔だった。これでは何もかも希と真逆になってしまったではないか。暑いから、という理由で女にとって大切な髪の毛を切ってしまって本当に良かったのだろうか。けれども昨年の夏何度「坊主にしたい」と呟いたか分からない。きっとこれが正しかったと思える日が来るのだ。

数グラム程度頭が軽くなっただけなのに、髪の毛を切るとどうしてこうも気分が上がるのか、私は帰宅するなり部屋を片付け始めた。長らく床に放置されていた雑誌やAmazonダンボールに入ったままの商品を取り出して、しまうべき場所へしまう。Amazonダンボールから取り出して、またAmazonダンボールへしまう、という収納術を正しいと思って繰り返していた愚かな自分とは今日でおさらばだ。ビフォアを撮影しておいてそこからの成長ぶりを楽しんでもらうべきであると思うが、ビフォアをネットに晒す勇気はなかった。だからアフターだけ晒すけど許してくれ。
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Twitterでは何度か晒したことがあるが、普段の私の淡々とした文章のイメージからはこのラブリーな部屋は想像がつかないらしく、意外ですとよく言われる。高校時代から使用している家具類を一切買い換えていないので当時の趣味がそのまま今現在も残っている。当時の、と言ってみたものの、よく考えたら今もこんな趣味である。ピンクを愛している。ほら、このブログだってそうだろ。

今回の片付けにあたって、テレビの右側にカラーボックスを追加した。ヲタクという生き物は、次から次へと新しいものを購入するのですぐに部屋が物で溢れ出す。捨てるか収納を増やすかのどちらかで対応していかないといけないが、今回は捨てる選別をする程の時間の余裕はなかったので、カラーボックスを追加した。
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カラーボックスの上にはDVDレコーダーを置き、その隣にマイメロの収納ボックスを置いた。一番左側のボックスには、レコーダーから記録する際に必要なDVD-Rの山を収納。これでディスクに落としたい時は隣からすぐ入れることが出来る。中央のボックスには、ジャニーズ事務所からの郵便物。5グループのファンクラブに加入すると頻繁に郵便物を受け取ることになるが、何がどのグループの書類か分からなくなる。一度目を通して自分に用のない案内物だった場合、ここに入れ、時間が経ったらまとめて捨てるようにしている。そして一番右側のボックスにはダッフィの衣装が入った袋を収納している。写真では図書館戦争の堂上教官の衣装を着ているが、他にもアイドルの衣装をたまに着せたりしている。

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カラーボックスの中は、テレビやレコーダー周りに置いておきたいものを収納した。キティちゃんの団扇が刺さっている左側は、ディスクファイルが入っている。記録したDVD-Rは無印良品のディスクファイルの中へ入れ、ここに収納される。中央はチケットファイル、コンサートノート、ペンライト等を収納。隣に立てているピンクのファイルは雑誌の切り抜きファイルである。カラーボックスの右側には所持しているDVDを収納。ただし前後2列上下2段となり取り出しにくいので、中身は全て別のケースへと移しているため、ここを触ることはほとんどない。

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全体写真には写っていないが撮影場所の後ろ側に、カラーボックスを横に3段重ねて収納場所を作っている。その一番上の段にはCDを収納している。このCDも前後2列上下3段となっていて、大変取り出しづらいため、中身は全て別のCDケースに移してある。

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今回行き場がなく臨時的に収納したのが2段目の本で、文庫や新書はいいものの単行本は高さがなかなか揃わないため、いつかきちんと本棚を購入したいと思っている。こちらも前後2列での収納となっているが、さすがに本は内容だけ取り出して別で保管という訳にもいかないので、この収納場所はまた考え直したい部分である。

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最後1番下の3段目にはグッズの団扇を収納。100円ショップで売っている透明のケースに入れればちょうどぴったり入りカラーボックスにもベストサイズで収まるので、この収納方法は是非ともオススメしていきたい方法である。左側のプラスティックのゴミ箱にはグッズのポスターを刺して置いているが、これも便利なのでオススメしておきたい。

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ジャニヲタが大量に買うであろうアイドル雑誌はテレビの下のカラーボックスの中に収納して上から布をかけている。やっぱりヲタクの部屋はどうしても物が多くなってしまって、そのまま見せた状態にしておくと部屋に圧迫感があったりごちゃごちゃとしたイメージになってしまいがちなので、私は出来るだけすっきり見える様に隠すようにしている。

以上、これが25歳ジャニヲタの部屋である。綺麗に片付いた部屋は眺めが良くて最高だ。何故私はこの最高の状態を維持する努力を続けて来なかったのか疑問であるが、果たしてこの状態が何日続くのかも疑問である。しかしジャニヲタ臭があまりしないように隠す収納まで身につけたものの、特別この部屋に誰かを招き入れる予定など皆無である。そう、私は自分の為に自分の趣味を隠しただけなのだ。

片付け終わった私の部屋を訪れた母は、安堵したような顔でこう言った。
「ジャニーズはもう卒業するんだね」
私は泣いた。色んな意味で。