事件です。事件は今週の日曜日20時、NHK総合テレビで起こります。もう一度言います、事件は今週の日曜日20時、NHK総合テレビで放送中の大河ドラマ「軍師 官兵衛」内で起こります。遂に、遂に、遂に、この日がやって来るのです!!!
何をこの人は興奮しているのだろうと思っている方は是非まずこちらからお読み頂きたい。
岡田准一の寵愛を受ける若手俳優たち2013 - それは恋とか愛とかの類ではなくて
昨年末、私はこの記事を書いた。若手俳優をあっちもこっちも可愛い可愛いと愛でていく岡田准一さんの嗜好を並べてみた。福士蒼汰さん、染谷将太さん、上田竜也さん、松坂桃李さん、これらの俳優はすべて岡田准一さんと共演を果たした、また果たす予定の若手俳優である。しかし私が記事の中で取り上げた中で唯一岡田さんとの共演経験のない人物がいた、それが生田斗真さんだった。故に私は記事の中で「いつか斗真ちゃんと共演出来たらいいね…」と遠い目で綴っていた。岡田さんも生田さんも映画を軸に俳優活動を続けている最中、また互いに毎年数本の主演作品が公開になっている昨今、二人が共演を果たすには男性二人が主人公となるまさに二人のために作られた映画しか望みはないのだと構えていた。それが出来上がるのは恐らく岡田さんの大河仕事が終えてからになるため、数年先の話になるだろうと。
しかしこの世に神は存在したのである。この記事を書いた1週間後、私の目に飛び込んできたものは「生田斗真、大河ドラマ出演決定」の文字。ファッ?!?!?!?!とはよく書いた擬音語だが、この時ばかりは私が発した音はまさしく「ファッ」だった。このブログに願いを書いておけば1週間後には夢が叶うのか。私はとんでもないブログを手に入れてしまったようだ。こうして願ったり叶ったりの岡田准一さんと生田斗真さんの共演機会がやって来たのである。生田さんの役はキリシタン大名として知られる高山右近。3/16(日)の放送で登場する。
俳優業で確かな実績をおさめている二人の共演ゆえ、ジャニーズ事務所も盛大にこの共演を盛り上げ、各誌で既に二人の対談が惜しみなく掲載されている。前回私が書いた記事では、ジャニーズフィルムフェスタでの対談模様を引用したが、「斗真ちゃんのためなら何でもしてあげたい」と言いながら一緒にご飯に行かない岡田さんの言動の不一致を二宮さんが指摘していた。その後二人は果たしてご飯に行ったのか、今回の共演についてどう感じているのか、個人的に気になったところをまとめておきたいと思う。今回も言うまでもなく自己満足の為の記事である。私のブログだ、好きにやらせてくれ。
まずはお馴染みの岡田准一さんによるかわいい攻撃
岡田:生田は本当にちゃんとしてるよね。この間もさ、メールくれたんだけど、ちゃんと「岡田様」って入れてから、「明けましておめでとうございます」とか。かわいいよね。
生田:かわいくないっすよ(笑)。
岡田:かわいいんだよ。みんなに好かれる誠実さを持ってる。V6のバックの頃も本当かわいくて。言ってたよね、「綺麗な顔してる」って(笑)。
生田:いやいやそんな。
(ポポロ 2014年4月号)
岡田准一さんの後輩俳優に対する「かわいい」を何度も聞いてきた身としては、そもそも「かわいい」という言葉ってどういう意味だったっけとそろそろ「かわいい」のゲシュタルト崩壊を起こすレベルである。そのへんの女子よりも何でも「かわいい」に集約し過ぎ説。されど同じ事務所の後輩、しかも俳優業一本でこの世界に身を投じ自分の背中を追ってきてくれる生田斗真さんが可愛くない訳がないので、今回も「かわいい」という言葉は正しいのである。その「かわいい」の中には他の俳優に対する「かわいい」と微妙なニュアンスの違いがあるのかもしれないしないのかもしれない。それは岡田准一のみぞ知る。
共演が決まった時は、どんな話をされましたか?
生田:「高山右近をやらせてもらいます」と電話を入れました
岡田:僕は「大河の枠を気にせず、思い切りやってください」と伝えました。おとなしく終わってしまうのはもったいないので、好き勝手に暴れてくださいと
生田:岡田さんとは初めて一緒にお仕事をさせていただいてますが、ひとりの役者として岡田さんの演じることへの覚悟や、どういう風に役と向き合っているのか、本当に興味があったので、間近で見せて頂けるのがとても嬉しいです
(月刊TVnavi 2014年4月号)
生田さんの岡田さんに対する尊敬の念はどの雑誌の対談からも感じられ、今回の共演を心から楽しみにしていた期待感が伺える。一方岡田さんは憧れられる存在として先輩風を吹かせる訳でなく、あくまで一俳優として生田斗真さんの技量を称え、対等に向き合おうとしている様子がその返答に滲み出ている。一人の青年として生田さんを見た時は上記の様に「かわいい」と評しているが、一度俳優として顔を合わせるとなるとそこには距離を縮めていた「かわいい」という言葉も消え失せ、仕事相手として向き合うスイッチの様なものが岡田さんの中にある様に感じられる。
で、結局あの後食事は行ったの?
生田:トレーニングはしてもらうけど、まだ2人では食事に行ったことないんですよ。僕から1回誘ったことはあるんですけど、断られました(笑)。
岡田:だって食事って恥ずかしくない?何話していいか分からないし。生田くん、真っ直ぐで眩しいんだもん(笑)。
生田:そんなことないでしょ!
(TVfan 2014年4月号)
行ってないやないかーーーーーーい!!生田斗真さんの主演映画「脳男」の撮影を機に岡田さんが格闘技を生田さんに指導することになり、その当時から一度も食事に行ったことがないと生田さんが嘆いていたのが2013年夏、そこからまだ一度も食事に行ってなかったのかいお前たち!!もう私が日取りと場所決めてあげるから行って来なさいよ早く!!とこの際私が縁談おばさんになろうかと思った2014年冬。岡田さんの「真っ直ぐで眩しいんだもん」は全然理由になってない。その断り方は今後禁ずる。私には何の権利もないが禁ずる。とは言え、大河の主演を務めている男のスケジュールがどれだけ忙しいか、我々には計り知れないので、いつか、いつか、食事に行けるといいね…と今回もこのブログに念だけ残しておく。きっと叶うと信じて。
しかし斗真ちゃんはそんな簡単に諦める男ではなかった
―――岡田さんは生田さんに「何でもしてあげたい」そうですが、生田さんから岡田さんに撮影中にして欲しいことを一つお願いしてください
生田:NHKの食堂でもいいので食事に行けたら
岡田:全然行きますよ
(TVぴあ 2014年3/12号)
優しい。生田斗真さん天使かよ。忙しい岡田准一さんの身を案じてわざわざ出かけることは諦め、大河ドラマの撮影現場であるNHKの食堂でいいのでご飯に行きましょうと。翌日に支障をきたす恐れもなく、お酒が入る訳もなく、昔からお馴染みのNHKの食堂でいいから、一緒にご飯を食べましょうと。そこまで敷居を下げられたらさすがに岡田さんも「真っ直ぐで眩しいんだもん」という言い訳もまかり通るはずもなく、「全然行きますよ」の回答である。生田斗真さんの細やかな気遣いに完敗。いや乾杯。
しかし斗真ちゃんはNHKの食堂で納得する男でもなかった
生田:そういえば料理とかするんですか?
岡田:するする普通に。
生田:お手製弁当作ってもらいたいです(笑)。
岡田:…ちょっと考えます(笑)。
(TVぴあ 2014年3/12号)
お・手・製・弁・当?!?!すごい切り込み隊長。食事に行くより格段にハードルが上がっている。先ほどNHKの食堂までハードルを下げたかと思いきや、その直後に尊敬する先輩にお手製弁当を頼み込むという、このハードルを一旦下げた後に当初のハードルよりもより高く上げていく芸当、生田斗真先生、大変勉強になりますっ!しかし想像してみてよ、例えば私が岡田さんと共演している濱田岳さんだったとします。撮影現場に来たところ、弁当袋を下げた岡田さんが生田さんの楽屋を訪問し、生田さんにその弁当袋を渡し、生田さんがそれをもぐもぐ嬉しそうに食べている姿を目撃しちゃったとします。怪しい。ジャニーズ事務所にはそんな伝統芸能があるのかって疑っちゃう。先輩が後輩にお弁当作ってくる文化があるのかって勘違いしちゃう。そうならないためにも、生田斗真さんを納得させるためにも、やっぱり誰か二人の食事の日取りを決める縁談おばさんになってあげて!!!(迫真)
という訳で、3/16(日)20時いよいよジャニーズ俳優班の最前線を走る二人が共演を果たします。長い前振りでしたが「軍師 官兵衛」是非見て下さい。今回の記事はそれを伝えたかったが為に3500文字を費やした盛大な前振りでした。裏で鉄腕DASH3時間SPやってるなんて知らなかったことにしとこうぜ、な。