【2018年02月】コスメと私

まだ2月は終わっていない。明日もう1日ある。けれども節約のため明日はコスメを買わないぞ、と心に誓うために2月の「コスメと私」を書いている。

2月は色々あった。まず祖父が亡くなった。祖父にとって私は初孫で、色々と面倒を見てもらったし、幼い頃いつもぼやっとした返事をしていたら、はっきり返事をしなさいと怒られていた。祖父は料理が上手で、私はいつも祖父の作るオムライスが大好きだった。どんなに美味しい料理屋のオムライスを食べても、祖父の作るオムライスには敵わないと今でも思っている。今年に入ってから入院していた祖父は、もう私の顔を見ても曖昧に叔母の名前を呼ぶようになっていてそれが単純に寂しかったけれど、亡くなる数日前に突然良く喋るようになり、私の顔を見てちゃんと私の名前を呼んでくれた。祖父の最期に見せた誠実さを思い出すと、今でも目頭が熱くなる。

祖父の葬儀は2月11日に執り行われた。実はこの日、20年来の親友の結婚式に出席する予定だった。何ヶ月も前から楽しみにしており、友人代表スピーチも頼まれていた。前日に美容院の予約をして、今より少し明るめの髪色にカラーリングしてもらい、コスメはこれを使ってメイクしていこう、等と自分を着飾るための計画を練っていた。しかし親友の結婚式と祖父の葬式が被るという非常事態となったため、親友の結婚式は泣く泣く諦めることにした。予約していた美容院もキャンセルし、慌てて礼服を買いに走った。暫く通夜や葬儀に参列することがなかったので、そのような場でのメイクマナーについて、インターネットで調べた。出来るだけナチュラルメイクが好ましいと書かれていたが、コスメにハマってからすっかり顔を作り込むことに慣れてしまっていたため、ナチュラルメイクに戻す作業がなかなか難しかった。

その中でもリップが一番厄介だった。グロスのようにキラキラと艶めくものは控えるのがマナーということだったが、自分のコスメボックスの中にマットなリップが皆無だった。また赤やピンクの発色の明るいものばかり選んで買っていたので、落ち着いた色も持っていなかった。これはチャンスと思い、以前から検討していたベージュリップをいくつか検索してみた。マットなベージュリップはデパコスの方が得意そうだなと思ったが、デパコスの商品を取り寄せている暇はなかったので、ドラッグストアでKATEのカラーハイビジョンルージュBE-1を購入した。土壇場で購入した割には、これが結構良かった。マットなベージュリップなので大人っぽく仕上がるし、何より唇の皮が剥けなかった。肌はそこまで敏感ではないけれども、唇はたまに荒れてしまうことがあったが、KATEのこのリップは優しく私の唇に寄り添ってくれるものだった。

そうして仕上がった私の顔は、コスメやメイクにハマる前の「何となく化粧している」時代の私のようで、服装も全身黒になると地味さに磨きがかかっていた。「よ、久しぶり」と鏡の中の自分に声をかけたくなる程、ちょっと懐かしかった。結局黒いハンカチがファンデーションで変色してしまう程泣いたので、もっとナチュラルにしておいても良かったのかもしれないけれど、祖父の旅立ちをしっかり今の私の姿で見送りたかった。手を抜いてしまうのは、祖父に対して失礼な気がした。


2月の大半が祖父関連の行事で過ぎていき、それに伴って感情もそっちに持っていかれることが多かったけれども、2月は何と言っても念願のパーソナルカラー診断を受けたのも大きいかもしれない。かもしれない、と曖昧なのはまだ診断後2日しか経っていないからである。
moarh.hatenablog.jp
パーソナルカラー診断を受けた翌日、いつもの倍くらい服選びに時間がかかった。イエベ春っぽい色を選ぼうとしたけれど、自分のクローゼットの中から良い組み合わせが見つからず、結局いつもより自分らしくない服装で家を出ることになった。今持っている服の中から選ぼうとすると、結構大変だということが分かったので、これから買う春服で是非取り入れていこうと考えを改めることにした。自分が出来る範囲でパーソナルカラーを楽しもうと思う。

ということで、2月の購入品。コスメの写真の撮り方ってセンスが問われる。次回は頑張ろう。
f:id:moarh:20180227212457j:plain

01番をリピ買いしようとしていたのに、02番を購入してしまうという一発目からポンコツっぷりである。仕事のみの日はセザンヌ、お出かけの日はマキアージュという使い分けをしていたのだが、先日セザンヌ日に会社の人に「やっぱり凄く肌が綺麗ね!見惚れてしまう!」と褒めていただき、何だか得した気分だった。私もそれくらいストレートに人の良いところを伝えていきたい。02番はシェーディングとして使用することにした。臨機応変

既に006番と023番を所持しているのだけど、新色発売ということで031番を購入。家で改めて手の甲に塗ってみた時に「ひぃー!可愛いー!」と独り言が漏れてしまった。色は瞼の色と同化してしまうと思うけれど、ラメ感がめちゃくちゃに可愛い。瞼に天の川描くぞって気分になる。

私が買ったのはラディアントブルー。アイシャドウベースを買ってから、アイシャドウの楽しみ方が広がった。ラディアントブルーの方が透明感が出るのでこちらにしている。無くなったのでリピ買い。

12番とか14番と大体似たような色では?!と思うけど、買っちゃうのがキャンメイクのアイシャドウ。右上のくすんだピンクも可愛いし、左下の明るいピンクも可愛くて、どちらをメインにするか悩ましい。極めつけに真ん中のラメは涙袋に持って来いの可愛さで、キャンメイク先生のポテンシャルの高さに毎度ひれ伏す。

PK413(ピンク)、YE222(イエロー)、VI221(パープル)、を購入したけれど、イエローとパープルは限定色らしい。あともう一色オレンジが限定色としてあったけど、ポップな組み合わせにしたかったので、定番色のピンクを組み合わせて購入。セルフネイルを始めてから、ポリッシュは100本以上買ったけれど、インテグレートのポリッシュは速乾性・発色・刷毛の塗りやすさにおいてどれも優秀で、もっと色展開して欲しいと思ってる。ベストポリッシュは何か聞かれることがあるけれど、このインテグレートは結構な頻度で人にオススメしている。

購入した日にその日塗ってたピンクのチークに重ねてみたけれど、あっという間に「みかん食べ過ぎた人」が完成してしまって、使い方を模索している。そもそも自分の頬には合わないのではないかという気さえもしている。引き続き持っているチークのどれと合うのか研究が必要。

上で書いた葬儀用にドラッグストアに買いに走ったベージュのマットリップ。唇が荒れないという点で非常に相性が良かったので、余裕があれば他の色も試してみたいところ。

ピンクのラメがもう本当にゆめ可愛い限定色チェリーダズル。リップケアオイルという名前に安心し切っていたけれど、相性が良くなかったのか唇が荒れてしまった。片思い悲しいけど観賞用。

去年ティントインバームが馬鹿売れしていて一時品薄状態だったので、今年のウォーターカラーバームは早めにゲットせねばと06番を購入。開けるとびっくりする程蛍光色感があるけれど、唇に塗ったらそうでもなく鮮やかに馴染んでくれる。さらっとしたテクスチャーで、今日リップ塗ったっけって思い返す時がある。イヴサンローランは何と言ってもパケが可愛いので、満たされる。変身出来そう。

写真に入れ忘れたけれど、新しくなったマキアージュのドラマティックパウダリーUVも買った。忘れてた。初めて塗った時に、これだけで一気にお化粧上級者の肌になった感動が忘れられない。リニューアルバージョンも本当に肌を綺麗に見せてくれるので、長い付き合いになりそう。


以上、2月の購入品でした。3月はオペラのリップティントにまた限定色が2色出るし、大好きなエクセルのスキニーリッチシャドウにも新色が出るのをとても楽しみにしている。今週末は着物を着る用事もあるので、その時のメイクをどうするか考えるのも楽しい。単純に春の訪れにもわくわくしている。