ジャニヲタと仕事「シフト制と暦通りの勤務はどちらがヲタ活しやすい?」の疑問に答える

8月が終わろうとしている。これまでの人生で一番仕事が忙しかった8月。その人生一の仕事の繁忙期に「24時間テレビ」というジャニヲタ繁忙期が重なり、今月ばかりは猫の手も借りたい程だった。瞬きしている間に8月が過ぎた、という印象。ブログも書きたい書きたいと思いながら力尽きて寝てしまい、また一つの事を深く掘り下げてゆっくり考える時間も無かったので、書ける話題がそんなに無かった。ならばこの「ジャニヲタ活動と仕事」について、書いてしまおうではないかと半分眠りこけながらキーボードに向かっている。

と言うのも、私のTwitterに度々学生ジャニヲタの方々から「ジャニヲタの皆さんがどんなお仕事をされているのかアンケートを取って欲しいです」というリプライが届いていた。これは私が以前にアンケートを行った際に、次回のアンケートはジャニヲタの仕事について聞いてみたいなと呟いた事がきっかけだと思うのだが、特に現在就職活動中の学生さんから定期的にこのようなリプライを頂くようになってしまった。しかしながら今アンケートの質問を熟考して回答をすぐに集計出来る程の時間の余裕が無いので、すぐにそのリクエストにお答えする事は出来ないのだが、リプライを見ていると多くの人が知りたがっているのが、「シフト制勤務と暦通りの勤務ではどちらがヲタ活しやすいのか」という点である。一長一短あることは分かっているが、どちらがジャニヲタに向いているのか知っておきたい、というところだろうか。

その疑問のみの回答で良ければ、今回私がお答えしよう。勿論個人の見解に過ぎないが実は私、今年の6月まではシフト制勤務だったが、異動があり7月から暦通りの勤務に切り替わった為、両方の立場を経験している。ジャニヲタ活動をしていく上でどちらの勤務制度が向いているか、私なりにポイントを絞って比較してみたいと思う。

CDシングル、アルバム、DVD等の発売日は、大体水曜日。しかし店頭に届く日はその一日前である事が多く、楽しみにしているものを如何に早く手に入れられるかを重視しているジャニヲタも少なくはないと思う。この場合、暦通り勤務だとやはり仕事が終わるまでは、商品を手にする事は出来ない。シフト制勤務の場合であれば、たまたま休みが入っていた場合や狙って申請していた休みが取れていた場合は、お店の開店と共に滑り込んで手に入れる事が出来たり、また日本一早く手に入れられるのはセブンネットの店頭受け取りだと聞いた事があるが、店頭に到着次第手に入れる事が出来る。しかしシフト制の場合も、この日に休みが被っていた場合に限るので、どちらが優勢かと言えば、「ややシフト制が優勢と思われる」くらいの差である。

  • コンサートの申込

ジャニーズのコンサートの申込は前払い方式であり、郵便局のATMもしくは窓口へ出向いて払込書にて支払いを済ませなければならない。これまでシフト制勤務だった私は、締切前の休日(平日)昼間に家でのんびり払込書を書いて、銀行へ行ってお金を降ろし、そして郵便局へ向かうというパターンが多かった。平日であればお金を降ろすのに手数料もかからなければ、郵便局も混んでいない。しかしこれが暦通り勤務になると、銀行の手数料のかからない時間帯、また郵便局のATMが開いている時間帯、その両方を満たす時間となるともう私の場合は「昼休み」しかチャンスが無くなってしまった。昼休み1時間の内に銀行と郵便局を梯子してその後ようやくランチするといった感じで、暦通り勤務になってからは結構昼休みが慌ただしい。

  • テレビのリアルタイム視聴

これも人それぞれだと思うので必ずしもそうであるとは限らないのだが、シフト制勤務で尚且つ時間帯が2パターンに分かれていた当時は、「毎週同じ時間帯にテレビの前に居る」ことが難しく、ドラマ等は録画必至だった。シフト制勤務だと曜日感覚が鈍くなる事もあり、見たかった番組の見逃し録り逃しも結構あった。単純に私がマメではなかっただけかもしれないが。暦通り勤務になってからは、「毎週同じ時間帯にテレビの前に居る」事が出来るようになったので、1週間のタイムスケジュールを自分の中で固めやすいという利点がある。


ここまで読んでそろそろ「そんな事が聞きたいんじゃねぇ」とちゃぶ台をひっくり返している人が居るのではないかと思うのだが、恐らく多くの方が「フラゲ日に如何に早くフラゲ出来るか」とか「郵便局の振込にいつ行くか」とか「テレビを毎週欠かさず見れるか」とかそんな事を心配しているのではないだろう。多くの方が心配しているのは、そんなことより何より「現場に行けるか」その一点ではないだろうか。「分かってるならさっさと教えんかい」と石を投げられそうなので、皆さんが気になっているその点を比較した結果をお伝えしようではないか。まず、結論から言えば、

どっちでもいい である。

両者のメリット・デメリットはやはり対等にある。シフト制勤務のメリットは、事前に申請さえすれば自分の裁量で休みと仕事の配分を決める事が出来る点である。残りは連続勤務になってもいいからまとめて休みたいという希望があり、それが通る会社であれば連続勤務は辛いかもしれないが、まとめて休みを取る事が出来、連続してある現場に通う事も出来る。また舞台など長期間かけて行われている現場においては、倍率の低い平日公演を狙う事が出来る。しかしデメリットとしては、やはり急遽休みを変更する事が出来ない為、直近で決まったイベントはたまたま休みになっていない限りは諦めるしか無い。
一方、暦通り勤務のメリットは、やはり文字通り「暦通り」の休みがある為、予定が立てやすい事である。どんなに遠いコンサートツアーの日程が発表された時でも、まず「土日祝」は自分が行ける公演と仮定して、そこから何処に行くか早い段階で目処を付けておく事が出来る。しかしそれは逆に平日の公演には必ず休みを申請する必要があるという事であり、メリットの裏側がそのままデメリットとなる。

そろそろお気づきだろうか。「ヲタ活のしやすさ」(現場への行きやすさ)において大事なのは「シフト制勤務か暦通り勤務か」ではない。「いつ休めるか」ではないく「どれだけ休めるか」である。シフト制勤務でも休みの申請が通らなければ倍率の低い平日公演は狙えないし、暦通り勤務でも休みの申請さえ通れば倍率の低い平日公演を狙える。勤務制度ではなく、休みの希望の承認率が大事だと私は思う。しかしながら入社する前からその会社がどれだけ自由に休みを取れるかなんて、社内に知り合いでも居ない限り知り得る事は出来ないし、入社前の面接でそれを質問して良い方向に転ぶケースは少ないと思うので、就活生ジャニヲタの皆様は、そこを重視しながらも重視し過ぎて本末転倒にならないようお気を付け願いたい。

でも私個人としては毎度こういったリプライを貰う度に、「ジャニヲタであること」を一番手前において人生の大事な選択をして欲しくないなと、ここまで書いておきながら何を言ってるんだと思われるかもしれないが、そう思う。いやそれはあくまで人それぞれなので、生きたいように生きるべきなのだろうけれど、本人が楽しければそれでいいのかもしれないけれど、自由気ままに現場に行きたければそれなりの稼ぎが必要で、それなりの稼ぎを得る為には沢山仕事と向き合うことが必要で、沢山仕事と向き合った時にそこにもやっぱり充実感があった方がよりジャニヲタを楽しめるのではないかと、私はそう思う。という訳でやっぱり色んな人の意見を聞いてみたいので、アンケートは時間に余裕ができたらいつかやってみたいと思っている。