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「NEWS LIVE TOUR 2015 White」

2015年3月21日、名古屋にて「NEWS LIVE TOUR 2015 White」の幕が開いた。2013年9月7日に行われた10周年記念ライブ「NEWS 10th Anniversary」以降、約1年半振りのコンサートツアーとなる。前々回は4人での再始動ツアー、前回は10周年記念ツアー、と「特別」「記念」等の、パフォーマンス以外の付加価値が付いた状態でのツアーが続いていたところに、今回は4人になってから初めてフラットな状態でステージに立つことになる。「真価が問われる」とは本人たちの言葉だが、まさに今このタイミングでNEWSは自分たちをどのように見せるのか、前回から少し時間が空いた分だけ期待高まるコンサートツアーが始まったのだ。

幕が開けてみると今回のコンサート、良い意味でこれまでのエモーショナルな物語を感じさせない、シンプルに表現者としてステージに立つNEWSが見れて、私は好感しかなかった。手越さんが、見に来る人には何も知らない状態で見に来て驚いて楽しんで欲しいので、ネットにはセットリスト等を書かないで欲しい、と毎度口を酸っぱくして言うのだが、今回は私もその想いに賛同したく、意図せず他の人の目に入り込んでしまうTwitterでは、披露された楽曲の話を一切しないでいた。しかしながら具体的にどの曲のどんな演出が良かったのか、という話を心に秘めておくには我慢が足らず、こうして手越さんの意向に反してインターネットの海へ投げ込もうとしている。見たいという意思を持たないと見れない様に「続きを読む」ボタンを設置したので、どうか免責として欲しい。という訳で、ネタバレ回避を希望される方は、このまま回れ右願う。ここから先は進むべからず。そうでない人のみ、「続きを読む」よりいざ進め。

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さぁここまで進んできた君は、本当にネタバレ見ちゃっていいのかい~~~???まだ間に合うわよ~~~???とキャラを崩壊させながらの最後の念押し。それぐらい今回のセットリストを気に入っていたりする。

1. MR. WHITE
オープニング映像は、アルバム「White」の初回盤に付いていたショートフィルムの世界を引き継ぎ、今回のコンサートのミッションとして「暗黒ネット世界のウェブラックを倒しホワイトにする」という文字が表示される。そこから「Welcome」という始まりの合図が流れ、「MR.WHITE」という楽曲でコンサートがスタートする。アルバムのリード曲でもあったこの曲で始まるのは、誰もが予想していたかと思うが、正しいコンサートの始まり方であり、来るぞと思っていたものが遂に来たという高揚感があった。ステージセットは過去2回のコンサートと比較すると装飾が少なくシンプルだったが、逆にオープニング楽曲や他の楽曲に照準を合わせてセットを作らなかったことが成功だったと感じた。

2. ONE -for the win-
1曲目終了後すぐに衣装チェンジに入り、白・赤・青・黄の4色で彩られたカラフルな衣装に切り替わる。「White」というタイトルを掲げながらこの時点でもう既に「White」にこだわらず、予定調和を崩していく。この曲における目玉は、他メンバーが捌けた状態で行われる手越さんの「will be one」部分の美声披露であり、前々回のコンサートの「バンビーナ」を思い出す。手越さんの美声をたっぷり堪能した後は、急に音が無くなりステージからNEWSも消える。まるでエラーが起きたかのようにフリーズしたステージを見つめていると、ポップアップで再びNEWSが登場し曲が再開するという仕組みになっていた。この「エラーが起きたかのような」(次に何が起こるのか想像がつかない)演出が、今回のコンサートでは多く、ウェブラックに支配されてしまっているという世界観を維持する為にところどころに仕掛けられていたのかなと感じた。

3. 恋のABO
1~2曲目はメインステージを使ってパフォーマンスをしていたが、ここからはセンターステージへの花道を移動しながらのパフォーマンスに移る。今回のステージ構成、これまでの会場全体に張り巡らされた外周は存在せず、メインステージとセンターステージを主に使用する作りになっている。その為、所謂「お手振り曲」「ファンサ曲」といった類の曲が減り、移動をする時でもあくまでファンとのコミュニケーションよりもパフォーマンスが重視されている傾向にあった。

4. NYARO
「渚のお姉サマー」「ポコポンペコーリャ」に続く、ダンスの可愛らしさが光る楽曲。サビの「NYARO」に合わせて前に手を出す振り付けがキャッチーで、ファンが自分たちで振り付けを真似する楽しさと、振りを踊るNEWSの可愛さを堪能する楽しさが共存する。名古屋の最終公演ではWアンコールにも使われた楽曲。

5. weeeek
NEWSの曲で一般知名度の高い曲と言えば「weeeek」になるのではないかと思うが、コンサートには欠かせない盛り上がる定番曲。この前に少しMCが入り着替えたメンバーが順番に出て来るのだが、増田さんがなかなか出てこない、何をしてるんだ、という会話からモニターにステージ裏にいる増田さんが映し出される。早く出て来いよ、という他メンバーの声をよそに、増田さんは白いペンを握り締めてカメラの手前にある透明のボードに何かを書き始める。その文字が「weeeek」であり、それが次の曲紹介になる、という粋な演出があった。MC明けの曲ならば「次はこの曲です、聞いて下さい」でも成り立つのに、ほんのちょっとした工夫で曲の繋ぎ目の印象ががらりと変わるので面白い。

6. 恋祭り
前回のツアーでみんなでタオルを振り回して大いに盛り上がった楽曲。今回も夏のツアーではないものの、セットリストに組み込まれている。物販タオルの販促効果もありそうなので、今後もこの曲はツアーの季節に関わらず定番化の予感。ペンライトの海よりもくっきりとタオルの「白」で会場が染まるのは「White」というコンサートに相応しい風景だった。

7. バタフライ
シングル「KAGUYA」のカップリング曲。ここまでアップテンポな楽曲が続いてきた中で、ようやくゆっくりとNEWSの優しい歌声を堪能出来る楽曲が投入される。先程まで「恋祭り」で激しく舞っていたタオルと、この曲でまったりと揺れるペンライトの対比が美しい。

8. フルスイング
前々回のコンサートでは最も重要部分に使われていたこの楽曲も、回数を重ねるごとに主軸からは外れていくも、それでもセットリストから無くさない方針なのは、やっぱりこの楽曲に含まれる成分が単純に過去の物語を思い出させるだけでなく、単純な応援歌としても優秀だからかもしれない。反射的に目に涙が溜まってくる。目の前の光景が当たり前ではないことを思い出させてくれるし、この曲を歌うNEWSの背中が以前よりも大きくなったように見える。

9. ロメオ 2015
バックにJr.全員を従えて、ジャケットの下に鍛えられた身体を隠している小山さんを見た時に、今回のソロパフォーマンスは小山さんの優勝だと思った。(後に、今回のツアーはソロがどれもハイレベルであることを思い知る訳だが。)汗で少し髪の毛が濡れた小山さんは、雨の中を彷徨う子犬の様な切なさを放ちながら、長い手足で絶妙な色気をステージ上に落としていく。この楽曲における文脈を私はあまりよく知らないのだが、他メンバーが今回の為に新しく用意した等身大の楽曲を披露していく中で、既存の楽曲を蘇らせて歌い噛み締める小山さんのソロが、今回のツアーにおいて一番過去を意識したものだったかもしれない。

10. ESCORT
小山さんがソロを終え捌けて行ったドアを閉めたドアマンの格好をした男が、こちらを振り向くと加藤さんだった、というソロの繋ぎの演出に会場中がはっと息を呑んだ音が聞こえた。そうして滑らかなバトンタッチが繰り広げられた加藤さんのソロ演出は、恐らくメンバーの中で一番お金がかかっているのではないかと思った。ホテルのドアマンに扮した格好の加藤さんは、トランクを運んだり、トランクケースを積んだカートに乗って移動したり、とにかく観ている側を飽きさせない様にストーリー仕立てになっていて、加藤さんの小説家要素が大いに反映された演出になっていた。

11. KAGUYA
加藤さんソロの後、数分間のInterが入り、バックに付いていたJr.たちが黒々とした傘を持って踊る演出が挟まれた。モニターに映し出される映像も黒い雨が降っていて、Jr.も暗い色の衣装を着ていた為に、アルバム「White」の中に収録されていた、とある楽曲に思い当たる。ここで「BYAKUYA」が投入されるのではないかと。しかしながら「BYAKUYA」は恐らく今回のツアーの目玉楽曲と予想していた為、11曲目に出て来るにしてはまだ少し早い気がする。そして「BYAKUYA」にはアルバムにも収録されている「Black Jack -Inter-」が付いている。今回のInterはそれとは違う音だった為に、次に何がやって来るのか読めない楽しさがあった。しかしヒントは出ていたのである。「黒」にばかり気を取られていたが、「傘」が今回の鍵だったのだ。そうして「KAGUYA」のパフォーマンス披露が始まった。「KAGUYA」はその独特の世界観から、他のアルバム曲と並列に披露してしまうと、一曲だけ浮いてしまうのではと思っていたが、それならば逆に壮大な前振りを作った上で披露してしまおうと考えられたのか、見事に「KAGUYA」の世界観を保ちながら披露されていた。今回は曲と曲の繋ぎ目にかなりこだわっているように取れた。

12. チャンカパーナ
「KAGUYA」からの「チャンカパーナ」というのもまた振り幅が凄い。先程までの華美な世界観とは打って変わって、「チャンカパーナ」はここに来てミュージックビデオに限りなく近い形でパフォーマンスをしていた。前々回のツアーでは1曲目の登場曲として、前回も2曲目で披露された楽曲であり、過去2回はNEWSの物語を語る上で外せない代表曲として序盤に披露されていたが、今回は中盤に添えて尚且つ一旦リセットするように、MVの世界観に巻き戻しされていて、3年前のことだがじんわりと懐かしさを覚えた。

13. WORLD QUEST [R-midwest Remix]
レーザー光線が会場中を走りだし、何処かで聞いたことがある様な、でも他の楽曲に比べたらあまり耳に馴染みが無いイントロが始まったと思った。この曲は何だったっけと記憶の糸を手繰っていくと思い出す、これはWORLD QUESTのRemixだと。Remixが日の目を見たのだと。シングル曲のRemixがつくられること自体が最近少なくなって来ている様に感じていたところに、Remixがつくられ尚且つコンサートできちんと使われ披露されているのを見たのはとても久しぶりな気がした。原曲は前回のツアーの1曲目として使われていて印象が強かっただけに、今回はまた別の形でこの曲を開放してみようと考えたのは増田さんあたりだろうか。

14. さくらガール
4人になってから「テゴマスのまほう」ツアーでとてもエモーショナルに披露された「さくらガール」は、前々回のツアーで夜の花火をバックに鮮やかなピンクの和衣装で披露され、一旦そこで綺麗に昇華されていたが、ここに来てセンターステージで原点回帰するという変遷を辿っていて、幾重にも表情を変えてきた楽曲。5年前の3月に発売されたこの楽曲が元々持ち合わせていた切なさをそのままに歌い踊る、特別な意味を見出さないパフォーマンスになったことで、改めて原曲の良さを感じられる内容になっていた。

15. Weather NEWS
ステージ上でメンバーが3本指を立てて頭の上に掲げていて、手で「W」を作るのを客席のみんなにもやって欲しいという煽りだったようだが、なるほど「White」や「Weather」の「W」かと思っていたら、小山さんが「みんなー!NEWSのWだよー!」と言っていて、そっちかと心の中で突っ込んでしまった。1文字目の「N」も作ったことないのに先に3文字目の「W」を作っちゃう。曲の終わりではモニターにキャスターの絵が映し出され、そこに小山さんが顔を嵌めて、木原さんと空ジローを呼ぶ茶番が含まれていた。木原さんと空ジローは他のメンバーがなりきっていた。

16. 勿忘草
「KAGUYA」リリース時にファン人気の高かったカップリング曲(当社比)「勿忘草」はMC後にしっとりと歌い上げていた。2分10秒とかなり短い曲なので、あっという間に終わってしまう。

17. あなた
「勿忘草」を披露している間に、ゴソゴソとセンターステージに真っ白なピアノが運び込まれるので初日はセンターステージ周りが少しざわついていた。一体、誰がピアノを弾くんだと。これまで二宮和也さんや中島健人さん等が、コンサートでピアノ弾き語りをしている姿を見たことがあったが、NEWSにはピアノを弾くイメージのメンバーがいなかった。「勿忘草」終了後、ピアノに向かって真っ直ぐに歩いていくる人物がいた。そう、手越祐也さんだった。なるほど、と思った。前回のツアーでは自らギター演奏をして、バンドを従えてソロ曲を披露していた手越さん、今回の曲も自身の歌声に最も適している曲として恐らくバラードを選んだのだと思われる。他メンバーがダンスやセットで演出を凝るも、バラードはどうしても凝った演出がしづらい。けれども負けず嫌いな手越さんに、ただただ歌を聴かせるという選択はなかったようで、自身に今まであまりイメージのない“ピアノの弾き語り”を選択したのは、とても手越さんらしいなと思った。元々どれぐらい弾けたのかは分からないが、弾いた上で尚且つ歌う難しさは弾けない者には計り知れない。「勿忘草」で揺れていたペンライトたちは、センターステージの彼を見守るのに夢中で、揺れるのを忘れていた。

18. Sky Beautiful
過去2回のソロの中では断トツで増田さんのソロパフォーマンスを個人的に気に入っていた。今回もソロ曲を聴いたファーストインプレッションでは、一番良かった。光の演出が得意な増田さんは、これまでの楽曲においてもダンスに合わせて最適な照明の使い方をしていて、まるで海外からビッグアーティストがやって来て登場したかの様な興奮を覚えていた。しかし今回の楽曲は「サビがない」という特殊なつくりになった楽曲で、一番盛り上がるべき大事なところがない。歌っている増田さんのバックには鳥が空を羽ばたいていく映像が構え、そこから我々は増田さんの伝えたいメッセージを読み取らなければならないのだが、アイドルというよりもアーティストに限りなく近い振る舞いで、2回見ただけではその全てを理解出来ない難解さがあった。この楽曲においては、東京ドーム公演でもう1回自分の中でよく噛み砕きたいという想いがある。

19. Black Jack -Inter-
先程の「KAGUYA」の前に入ったInterで一瞬惑わされたものの、遂に待ち望んでいたInterがやって来た。「KAGUYA」と「BYAKUYA」が韻を踏んでいるから同じくInterを入れ込んだのか等と意味もなく深読みをしてしまう。今回のInterもバックについているJr.たちがミュージカルの様にダンスでその曲の世界観を作り上げてしまう。今回のツアーはこういった要所要所のJr.の使い方がとても上手く、出来る事なら私もJr.としてこのツアーに参加したいと思ったくらいだった。それぐらい演出における重要な役割をJr.が任されていて、彼らのモチベーションが上がる仕事なのではないかと思う。

20. BYAKUYA
アルバムにおいても主軸に置かれている楽曲が、来るべきタイミングでコンサートの肝として披露される気持ち良さったらない。曲を初めて聴いた時に、関ジャニ∞の「Dye D?」のような演出が来るのではないかと考えていたが、まさにその系統の不気味さとストーリー性を含んだパフォーマンスが披露された。サビの行進をしながら手を振るダンスは、単純な動きでありながら、この曲のリズムの良さと何かに取り憑かれたかの様な気味の悪さが絶妙にマッチした形で表現されていた。最後には上から垂れ下がっていた黒い幕を手に取って引く、という演出で締められ、最初から最後まで徹底的に世界観が守り抜かれた非常に良好なパフォーマンスだった。

21. SuperSONIC
「BYAKUYA」の次に楽しみにしていた楽曲がこの「SuperSONIC」であり、まだ出て来ていないので何処で投入されるのだろうかと思っていたが、まさかの「BYAKUYA」からのそのままの流れだった。上がってきたボルテージを下げないで、更に上げていくセットリストの組み方。この曲を楽しみにしていた理由は、何と言ってもダンスナンバーだからだ。前回のツアーの「Dance in the dark」も非常に良かったが、今回はメインステージでの定位置でのパフォーマンスであることから、正面から見る振り付けのかっこよさを堪能することができた。この「BYAKUYA」からの「SuperSONIC」の流れは、個人的にこれまでのNEWSのコンサートの中で最高傑作だと思っている。繰り返し見たいので早くDVD出してくれ、とまだツアーが始まったばかりだというのに願ってしまう。

22. SNOW EXPRESS
初日イントロが流れた瞬間に一番歓声が大きかったのはこの曲だったのではないかと思うが、昔から人気のある楽曲が久しぶりに蘇ったという興奮で会場中から声が漏れていた。過去2回は夏のツアーだったこともあり、野外向けに作られたセットリストにこの曲は組み込まれてこなかった訳だが、今回久々に復活した形となる。センターステージでスタンドマイクを中央に向けて互いに向き合いながら歌っていた。山下達郎さん作曲の名曲を丁寧に歌い上げる4人の姿があった。

23. Winter Moon
先程「SNOW EXPRESS」がイントロが流れた瞬間に一番歓声が大きかったのではないかと書いたが、その次の「Winter Moon」も負けじと大きかったのではないかと思う。前々回のツアーでも前回のツアーでも、昔のシングルのカップリングに入ったまま披露されず眠っていた楽曲たちにここに来て生命を吹き込んでいく作業を行っているNEWSが、今回その対象として選んだのが「Winter Moon」だった。「Fighting Man」のカップリングに入っていた名曲がようやく日の目を見る。歌いだしを加藤さんが担当していたが、その為にセンターを加藤さんが陣取る形になり、新鮮なフォーメーションが出来上がっていたのも良かった。

24. NEWSニッポン
良質なパフォーマンスが続いたら、ここで急に思い出したかの様にウェブラックとの戦いのコーナーが始まり、モニターにはウェブラックと戦うNEWSが映し出される。ゲームの様に進む映像は、時に客席に手拍子をお願いしたり、足踏みをお願いしたりして、ファンに参加させる形でウェブラックを倒していく。そこからデビュー曲「NEWSニッポン」に繋がる流れになっていた。ここで登場した衣装が西洋の軍服のような衣装になり、今回の衣装の中で一番アイドルっぽくてよくNEWSに似合っていた。

25. 希望~YELL~
26. サヤエンドウ
見せ場が明けて盛り上がるシングルメドレーに切り替わったら、スタンドをぐるっと周るトロッコに乗り込み、今回外周がない分距離を感じていた遠くの席のファンへも隈無く手を振っていく。

27. ポコポンペコーリャ
トロッコから降りるとスタンドに集まって来て、ファンに手拍子を打つようお願いし始める。何が始まるのだろうと思っていたらアカペラで歌い始める「ポコポンペコーリャ」。この曲にアカペラという発想はなかったと思ったが、途中からはきちんと音が加わり、ちびっ子ジャニーズJr.が踊ってそうな可愛すぎる振り付けを今回も堪能出来た。

28. 4+FAN
29. Fighting Man
ラストスパートということで、前回のツアーで生まれたC&Rが楽しい楽曲とシングル曲で、最後を盛り上げていく。今回シングル曲はこれまでと比較すると少なく、かなり厳選してセットリストに組み込まれているので、もしかしたらシングル曲を楽しみに見に来ていた人には物足りなかったかもしれない。一方でカップリングも全て聴き込んでいるコアなファンにとっては、濃厚で充実したセットリストになっていた。

30. SEVEN COROLS
「White」というタイトルのライブの本編のラストに「SEVEN COLORS」という曲を持って来るあたりが憎い。ウェブラックを倒した後、白に染めるかと思いきや、7色に染まった世界で幕を閉じようとしているのである。「SEVEN COLORS」と言いながら、後ろで踊るJr.の衣装がカラフルに全員違う色だったのだが、全部で8人いたのが突っ込んではいけないのだろうけど突っ込みたくなってしまった。曲の為に1人だけ外す訳にはいくまい。曲が終わると「MR.WHITE」がアレンジされた曲がうっすら流れながら、NEWSは登場した白い柵の中へ戻っていく。出てきたところから帰っていく。オープニングとエンディングがリンクしているコンサートが好きな私にとって理想のエンディングだった。

31. White Love Story
アンコール1曲目は、そう言えばこの曲本編で出てこなかったなと思っていた「White Love Story」。ツアーTシャツを纏ってセットの階段に座りながら歌うNEWSの姿は、仕事を終えた“アイドルの放課後”を覗き見している様な感覚だった。結婚を誓うラブソングはNEWSの目指す王道のアイドル像に持って来いの曲であり、この曲のパフォーマンスは張り切りそうだなとアルバムを聴いた段階では考えていたが、確かに後からセットリストを見渡してみると、本編中にこの曲が入る隙がなく、アンコールの1曲目というのが妥当に思えてくる。本編が全て終わったところで「時計の針を戻してみよう」という歌詞を歌うのはズルいなと思った。

32. 渚のお姉サマー
33. 愛言葉
最後は10周年の時に作られた大切な曲を披露して終了。この曲も「White Love Story」も本編から外したことによって、本編の重量がかなり軽減されたのではないかと思う。これまでの物語を汲みファンに寄り添っていく形のライブからは一旦離れ、「感謝の想いを伝える」という方向性から「パフォーマーとして魅せる」という方向性に切り替わったのではないかと実感したセットリストだった。最後には場内アナウンスにて「これにてチームホワイトの任務は完了しました」というアナウンスが流れるところまで、几帳面に作られたコンサートだった。

<まとめ>
という訳で、このブログを初めてからライブのセットリスト1曲1曲を取り上げて感想を書いたのは初めてで、およそ1万字も費やしてしまったのも初めてではないかと思うが、それぐらい今回のNEWSのコンサートが好きだった。「4人になった」という経験が先行してテレビ番組等に出演してもそこを切り取られることが多く、その経験に頼らなくても4人が堂々とNEWSでいられる武器を手にしてくれてたら嬉しい等と、只のファンでありながら勝手に意気込んでしまうことがあるけれど、これまでより格段に質の上がったコンサートを見た時に、これは何処かに文字にして残しておきたいと思った。よって手越さんの意向には反するけれど、今回はこのような形で記録させて頂いた。ツアーはまだ始まったばかりで、最後に東京ドーム公演もある。ドームになるとまたスケールが変わってくるので、そこでこのコンサートがどんな風に形や色を変えてくるのか、とても楽しみにしている。