岡田准一の寵愛を受ける若手俳優たち2014

お待たせしました。いや誰も待っていないかもしれないけど今年も自分の為に書く「岡田准一の寵愛を受ける若手俳優たち2014」。昨年中に書き上げるのが目標だったが、年末年始バタバタした為ようやく手を付けることが出来た。そもそも何だこのタイトルはとお思いの方は是非昨年分から目を通して頂ければ、より理解しやすいのではないかと思う。

2014年は映画「永遠の0」「蜩の記」で報知映画賞を始め数々の賞を受賞し、またNHK大河ドラマ「軍師 官兵衛」で主役の黒田官兵衛を1年間演じ上げ、俳優としてこれまでで最も充実した1年になったのではないかと思われる岡田准一さん。その名を老若男女問わず広く知らしめた1年となったかと思われるが、俳優業が充実していた分、若手俳優たちとの共演も多かった。そしてそこでは昨年同様に若手俳優たちを「かわいい♡かわいい♡」と変わらず愛で続ける姿が多数目撃されていたので、私も変わらずその「かわいい♡かわいい♡」を拾い続ける妖怪として今年もこの記事をしたためている次第。妖怪のせいだからね。

ちなみに私が重箱の隅をつつく様に岡田さんがポロっと零した発言を拾い上げて取り上げているのではないか、という誤解が生じないように、先に書いておきたいが、岡田さんは2014年10月放送の「しゃべくり007」にゲスト出演した際に、「最近ハマっていること」として「若手俳優さんをイジること」を自ら挙げている。ジャニーズ事務所を通して許可されたれっきとしたプロフィールの一部である。むしろ全国放送で公開された内容なので、今更説明なんて無用だよ、という場合は大変失礼。ちなみに岡田准一さんには2013年の時点で「三大かわいい後輩」がいると語り、福士蒼汰さん・生田斗真さん・染谷将太さんの名前を挙げていたが(前年記事参照)、この「しゃべくり007」に出た際に、今そこに大河ドラマで共演した松坂桃李さんが食い込んで来ている、と話していた。よって今年もこの「三大かわいい後輩」のメンバーに大きな変動はなかったようである。

ならば2014年改めて書くことなんてないのでは、と思われるかもしれないが、これが、あるんです。えぇ、あるんです。福士さん・生田さん・染谷さん・松坂さんについては、前年記事にて既に取り上げているが、今年は大河ドラマ「軍師 官兵衛」を1年間演じたことにより彼ら以外にも沢山の若手俳優と共演をしている。その中でも官兵衛とずっと一緒にいた「家臣団」の面々から紹介して行きたい。

エントリーNo.6 濱田岳さん ~実はかわいいと言っていた~

「軍師 官兵衛」では官兵衛の最も近くに仕える「善助」を演じていた濱田岳さん。映画「永遠の0」でも共演していた為、2013年・2014年共に過ごす時間が長かったのではないかと思われる。しかしながら「永遠の0」には「三大かわいい後輩」である染谷将太さんや、事務所の後輩であるKAT-TUN上田竜也さん等が出演していたことから、岡田さんのかわいいベクトルはそちらに集中し、濱田さんの方を向くことがなかった。濱田さんのあのチャーミングなキャラクターに対して「かわいい」と言わないだなんてどうしたんだ、とこちらはヤキモキしていた。仲が良すぎるあまりにそういう対象ではないのではないかという様々な憶測が飛ぶ中、真相が判明したのである。

岡田:濱田くんはみんなに愛されてるし、現場のキーマンだよ。濱田くん基準だよ。心がキレイで、いつも謙虚で素晴らしい。
濱田:殿はよく、僕のこと“カワイイ”って言ってくれますもんね。
岡田:うん、今日もカワイイよ。人情味のある笑い方が素敵だよね!
(anan「岡田准一 軍師官兵衛ルポ。」第16回 より)

言ってたーーーー!!実はよく言ってたーーーー!!単に外で大っぴらにしていなかっただけでいつもながらに「カワイイ」と口にしていたのである。しかし普段であれば自分から「かわいい」と口にするはずなのに、濱田さんから「かわいいって言ってくれる」と発言したことによって判明していて、本人発信ではない。たまたまこれまで濱田さんに対しての「かわいい」を外で発信する機会がなかったのか、本人には言うものの外向きには発信しないように敢えて心がけていたのか、その匙加減の違い、気になる。

エントリーNo.7 速水もこみちさん ~惚れてしまうやろ~

「軍師 官兵衛」では家臣団の内の一人・太兵衛を演じていた速水もこみちさん。濱田さんとは異なり、岡田さんとの共演は初となる。後ほど紹介する予定だが、家臣団のあと一人・九郎右衛門を演じていた高橋一生さんは岡田さんの高校の同級生であり、濱田岳さんは「永遠の0」で既に岡田さんと共演済みだったので、家臣団の中では初め最も岡田さんとの距離が遠かったのが速水さんではないかと思われる。しかし若手俳優を愛でる天才である岡田さんにそんなことは関係なかった。

岡田:もこみちくん、いつもお菓子くれるよね。しかも王道じゃなくて、香りのいいガムとか結構マニアックなものばかり。太兵衛の帯には何でも入ってるって噂だよ。
速水:まあ、何かしら持ってますけどね。ガムとかチョコとか。
岡田:すごい優しい声で、“食べますか?”って聞いてくれるし。朝早い撮影で頭がぐらついてるときに、そんな優しい声でお菓子くれたりすると、さらにぐらんぐらんきて、“惚れてしまうやろ”って気分に(笑)。
速水:殿、うちのマネージャーさんに変なこと聞かないでくださいよ。
岡田:ああ、“もこみちくんに惚れないの”って?いや黒田家のみんなで話してたのよ。もこみちくんはかっこいいし、優しいし、料理も上手だし、ワインにも詳しいし、ずっと一緒にいたら絶対惚れるよねって。
速水:そんなわけないですから。
(anan「岡田准一 軍師官兵衛ルポ。」第23回 より)

何聞いてるんだ。速水もこみちさんのマネージャーさんに何聞いてるんだ。ここではマネージャーさんの性別には触れられていないが、恐らく女性ではあると思うが、男性だったらもうちょっと別の話になってくる。ちなみに若手俳優を愛でることとは無関係だが、マネージャー繋がりでひとつ記録として残しておきたいのが、岡田さんは大河の撮影中に濱田岳さんのマネージャーさんにタックルすることにハマっていた時期があるらしい。濱田さんのマネージャーさんも、自社タレントのタックルを受けるならまだしも、ジャニーズ事務所もしかも大河主演俳優、しかも格闘技のインストラクターの資格保有者のタックルだなんてたまったもんではない。断り切れずに受けていたのだと思うが、本当各方面のマネージャーに何やってるんだ。

エントリーNo.8 高橋一生さん ~異性ならバランスのいいカップルだった~

先ほど少し書いたが、「軍師 官兵衛」で九郎右衛門役を演じていた高橋一生さん、実は岡田さんの高校の同級生である。岡田さんと同い年にあたる為、岡田さんより年下の「若手俳優」という括りからは外れるかもしれないが、この二人の関係性もまたただの同級生の関係性から少し逸脱した特別感があるので、若手俳優たちと並べて紹介しておきたい。

岡田:一生は、同級生の間で天才と呼ばれていたんだよね。でも、いろいろと苦労もあって、偏った部分もいっぱいある人だから、並の女じゃ手に負えないって言われてて(笑)。僕みたいなのが横にいてあげないとダメ、みたいな感じで、ずっと一緒にいたから、ふたりはデキてるんじゃないか?と噂になりました。
高橋:ずーっと言われてましたよね。
岡田:僕が女だったら、どれほど楽にいられたことか(笑)。
高橋:それも高校時代からずっと話してる(笑)。異性なら、すごくバランスのいいカップルだったのにねって。異性ではなく同性に生まれたことの意味を考え始めましたよね。
(anan「岡田准一 軍師官兵衛ルポ。」第19回 より)

ピーピーピーピー、はい、そこまでー、と思わずインタビューに割って入りたくなる。それ以上語るの禁止、私が持たない。爆発する。「ふたりはデキてるんじゃないか」と噂されたら普通「そんなんじゃねえよ」と返すのが年頃の男の子ではないかと思うのだが、そこを飛び越えて「異性ではなく同性に生まれたことの意味を考え始めた」って何それどういうこともうちょっと詳しく教えて、いやこれ以上語らないで(どっち)。若手俳優たちを「かわいい♡かわいい♡」と愛でている岡田さんが、こんな運命的な相手と既に出会っていたという衝撃、またそんな相手とこの度ようやく共演を果たしたというのが2014年の特筆事項である。

エントリーNo.9 塚本高史さん ~高校の先輩後輩~

「軍師 官兵衛」では「木更津キャッツアイ」でも共演していた塚本高史さんとの再共演も果たした。これまで他の若手俳優たちと異常な距離感で接している岡田さんばかり紹介してしまったが、塚本高史さんとは高校の先輩後輩でもあるものの、至って普通の友達関係にある様子だ。

塚本:僕の岡田さんに対する最初のイメージは、ちっちゃい頃から見ていた「V6」だったわけですけど…。
岡田:言うたらオレら、高校の先輩後輩でもあるけどね。
塚本:そうそう。岡田さんが3年で僕が1年。そのときは怖かったですよ、やっぱり。高校時代の3年生と1年生って雲泥の差でしょ(笑)。『木更津キャッツアイ』のお仕事を頂いて、僕が“あのー、学校でー”って挨拶したら、“あ、知ってるよ”って。で、当時現場でいちばん年下だった僕をいじってくれて、おかげで僕はいい雰囲気も出せつつ、キャラも作れつつ…。
(anan「岡田准一 軍師官兵衛ルポ。」第35回 より)

普通である。取り立てて何も語ることがない程普通である。強いて言うならば「木更津キャッツアイ」の現場でも一番年下だった塚本さんをいじって現場作りをしていたとのことで、若手俳優イジリは10年以上続けてきた岡田さんの伝統芸能であることが伺える。何だろう普通で全然構わないのだけど、ちょっと異常な愛を傾けていて欲しいと願ってしまっている自分。岡田さんが異常な愛を傾けることが癖になっているならば、我々はそれを期待する癖がついてしまっている。

エントリーNo.10 田中圭さん ~酔っ払っていてもカワイイ~

「軍師 官兵衛」では最後の方で官兵衛を陥れた憎き石田三成を演じていた田中圭さん。映画「図書館戦争」でもバディを組んだ経験があり、また「軍師 官兵衛」の撮影終了後、すぐに「図書館戦争」第二弾の撮影に入っている為、かなり長期に渡って岡田さんと撮影していることになる田中さん。普段若手俳優に対しては岡田さんの方からグイグイと攻めている印象があるが、田中さんに関しては田中さんの方が岡田さんにグイグイ甘えていく印象がある。

岡田:圭くんはたまに酔っ払って電話してくるでしょー。“すいましぇん、酔っ払ってます~”(物真似)
田中:いやー(笑)。
岡田:元気ですかー?飲んでまーす!どうも。くらいしか会話できないし、飲みに誘ってくれるわけでもないし。圭くんさ、僕の声が聞きたくなるわけ?
田中:そうなんです。声が聞きたくなるんです。ほんとにくっだらない電話ばっかりして、すみません。
岡田:電話かかってくる時間帯は、だいたい僕はトレーニングしてるから。酔っ払ってないときに電話してほしいよ。でもまあ、酔っ払っていてもカワイイけどね。
田中:僕はだいぶ岡田くんに甘えていますけど、これ以上甘えたらやりすぎかなあ、とも。
(anan「岡田准一 軍師官兵衛ルポ。」第40回 より)

酔っ払ったら岡田さんに電話をかけちゃう田中圭さんの甘え上手感に舌を巻くが、それを受けて最初こそちょっと嫌がっている風に見せておいて「でもまあ、酔っ払っていてもカワイイけどね」と返す岡田さんのさすがの愛で力。愛で力って何だ、愛でる才能か。しかし酔っ払った時に先輩俳優の声を聞きたいからという理由で、電話をかけてしまう田中圭さんの感覚もまた通常ではない気がして気になってしまう。そしてこの岡田さんに甘えてしまうという田中圭さんが、現在撮影中の映画「図書館戦争」で再び岡田さんと共演しているので、来年もエントリーしてくる予感しかなく楽しみである。

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という訳で昨年同様、岡田准一さんと若手俳優たちの相関図が完成した。昨年エントリーしていたKAT-TUN上田竜也さんが今回入らなかった為、ジャニーズ事務所の後輩は生田斗真さんのみとなった。もしかしたら私が後輩について語ったインタビューを見落としてしまっている可能性はあるが、年末の音楽番組出演時には、嵐の二宮和也さんや櫻井翔さんに近づいてお尻を触っている場面が目撃されている。それについては今週発売されたananの新連載において「最近、気付きました。僕は後輩の尻を掴んで握りつぶすのが好きなんだ!」「後輩たちはみんな“痛い!”と言いつつ、いい感じにリアクションしてくれる。それが見たくてつい…。」と語っている。他事務所の若手俳優たちは「かわいい♡かわいい♡」と愛でるが、ジャニーズ事務所の後輩にはお尻を握り潰すという過剰な愛情表現で恐ろしい。格闘技の師範の資格を持っている人に握り潰されるお尻、想像しただけでめちゃくちゃ痛い。ジャニーズ事務所の後輩の皆様は、ぜひ今年はお尻に細心の注意を払って活動して欲しい。気をつけろ、油断すると握り潰されるぞ。

それでは今年も私は、岡田准一さんの「かわいい♡かわいい♡」を拾い続ける妖怪として生きる。